ハンコがない

私は結婚して名前が変わったのですが、
旧姓は極々ありふれた名字でした。
心斎橋筋商店街でその名を呼べば、
３人くらいは振り返るかも知れないくらいに。

しかし今は、ある筋で調べると、
全国で２０世帯あるかどうかという希少な名字を頂いています。
いかにも珍しい名字なら自慢にもなるし、覚えてももらいやすいでしょう。
しかし、悲しいかな中途半端です。
漢字一つ一つをとれば、小学校３年生までに習うのではないでしょうか。
それが組み合わさっただけで、およそ聞いたことのない名字になるのです。
漢字で書けば正しく読んでもらえない。
口頭で伝えれば、見事に違う漢字を書かれます。
聞き取りにくくもあるらしく、音の時点で間違われることもあります。
領収書を書き直してもらったことは数知れず…

珍しい名字、
それが何をもたらすのかというと、
ハンコが容易に手に入らないということ。
シャチハタだろうとオーダーです。
今日もネットで購入したのですが、
既製品のリストには載っていませんでした。
お値段も5割ほどUP！

この名字でよかったことと言えば、
有印文書の偽造がされにくいということでしょうか。
いやいや、
今は２、３日でハンコなんか作れます。
早くなったこと自体は歓迎するべきことなのですが…