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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

聖書に預言された世界の歴史  第7回

2016年04月02日 | 日記

5、十国時代粘土

▶ ダニエル書2章41~43読んでください。

ダニエル書2章41節から43節で、聖書は次のように歴史に対して預言しています。神様はローマ帝国が第五番目の国によって交代させられるのではないという事実を預言しておられます。ローマ帝国は十の国として分かれるようになるというわけです。像の足と足の指の部分が、鉄と粘土が混じりあっていたことが、象徴するように、それらのある国は強力で、ある国は弱小国であり、それらが共存するというのが、この象徴の意味です。

4世紀の半ばから5世紀の半ばになると、それまで北部に住んでいたオストロゴス族、ビジゴス(西ゴート)族、フランク族、バンダル族、アレマニー族、スエビー族、アングロ・サクソン族、ヘルーリ族、ロンバルド族、そしてブルグント族などが、弱体していたローマ帝国の領土を侵略し始めたのです。フランク族は現在のフランスを形成し、アングロ・サクソンはイギリスに定着し、スエビー族は後のスイスを占領するなど、現在の私たちが知っているヨーロッパの原型が出現しました。

聖書の正確性に注意してください。バビロン、メディア・ペルシャ、ギリシャ、ローマが順番通りに興亡し、その後、五番目の他の国が興るのではなく、預言の通りいくつかの国家に分けられたのです。そして、ある国は鉄のように強い国として成立し、ある国は粘土のように弱い国として存在しています。ところで、このヨーロッパは再び1つに結合するのでしょうか?それとも、再び世界を支配する他の勢力が登場することになるのでしょうか?

「あなたが鉄と粘土との混じったのを見られたように、それらは婚姻によって、互に混ざるでしょう。しかし鉄と粘土とは相混じらないように、かれとこれと相合することはありません」(ダニエル2:43)

 ダニエル書2章43節で読んだように、ヨーロッパは統合することはできないでしょう。ローマ帝国の滅亡後、いろんな人たちがヨーロッパを統合させようと非常な努力を払いましたが、幾度と無く、失敗に終わりました。カール大帝の試みも失敗しました。ナポレオンのヨーロッパ征服の挑戦も結局は達成できませんでした。その当時ヨーロッパの国々は、王子と娘たちを結婚させて王族同士が血縁関係になりましたが、それでも、聖書の預言通り一つになることはありませんでした。聖書にはこうあります。「鉄と粘土とは相混じらないように、かれとこれと相合することはありません」。ナポレオンはワーテルロー戦争で敗れた後「全能者と戦うことは私にとっては余りにも大変なことである」と語ったと言われています。

ヒトラーは、全ヨーロッパを征服することに、ほとんど成功をおさめたかにみえた1943年3月に、次のような言葉を口にしたそうです。「我らは神の助けなどいらない。我らは、神の助けではなくて、武器をもって、この戦いを戦う。我らは、神の助けなしに勝利を治めるであろう」。ヒトラーの軍隊は、快進撃を続け、連合軍をフランス本土最北端のダンケルクにまで追い詰めます。連合軍は、背後は海、四方はドイツ軍に囲まれるという窮地に陥ります。しかし、天候が急に曇ってイギリス海峡に濃い霧が舞い降りました。その夜ウィンストン・チャーチルはイギリスの国民に放送で、あらゆる船をダンケルクへ向かわせ、連合軍を救出するよう訴えたのです。その夜連合軍兵士たちは民間人船に乗って無事にイギリスに帰還することが出来ました。そして、この兵士たちが国土防衛にあたったのです。彼らを救出出来たことは、連合軍の第2次大戦の勝利に大きく貢献しました。実に危機一髪の出来事でした。神様が連合軍を助けられました。ヒトラーもヨーロッパを占領しようとしました。しかし聖書の預言は、人間の力によってヨーロッパが統合することはないことを明確に記しています。