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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

聖書に預言された世界の歴史  第10回

2016年04月05日 | 日記

2、ダニエル書関係

ダニエル書2章はダニエルの青年時代に、バビロン帝国の王の夢を通して与えられた啓示でしたが、ダニエル書7章はダニエルが70才近くになったとき、自分の夢を通して直接受けた啓示です。その当時ダニエルは、金の頭であるバビロンに関する預言がその通りに成就していくのを見守っていました。ダニエル書7章は金の頭の時代がほとんど過ぎて、銀に象徴された胸と腕の帝国の時代が目前に迫ってきていたときの話です。

ダニエル書7章は2章に表れた大帝国の興亡盛衰と、神様の民の運命をもう少し詳細に説明しています。2章では世界の歴史についての全体的な預言が示され、キリストの再臨を強調して終わります。7章では同じ歴史的な期間が、別の象徴を通して繰り返し説明され、特に神様とサタンとの間に繰り広げられている、善と悪の大争闘に焦点があてられています。

7章とその後に続く預言では、神様の民と、獣で象徴された世界の大帝国が、善と悪の戦いにおいてどのような役割を演じるかを示して、大帝国を通して自分の意図を遂げようと試みるサタンの計画が、詳細に表現されていきます。従ってダニエル書2章を、世界歴史と地球の終末についての全体的で概略的な輪郭と呼ぶならば、ダニエル書7章は2章の場面をさらに具体化させ、神様とサタンの計画をより明確に浮き彫りにする、いわばダニエル書2章の続編とも言うことが出来ます。そこでダニエル書7章に対する研究は、最終の時代を生きる全てのクリスチャンたちにとても重要な指針と方向性を提示してくれます。

3、つの出現

この話は、バビロン王ベルシャザルの元年のある深夜に始まります。その夜ダニエルは幻を通して啓示を受けました。まず、彼の視界に海が映りました。そして、海の四方から吹いてくる風によって波が荒くなると、彼の視線は、見たことのない大きな四つの獣が一つずつ海から浮かんでくるのを捉えます。

「ダニエルは述べて言った、『わたしは夜の幻のうちに見た。見よ、天の四方からの風が大海をかきたてると、四つの大きな獣が海からあがってきた。その形は、おのおの異なり』」(ダニエル7:2,3)。彼が見た幻をまとめると次のようになります。

・第一の獣(4節):わしの翼をつけたしし

・第二の獣(5節):熊のようで三つの肋骨をくわえて体の一方を上げている

・第三の獣(6節):四つの翼と四つの頭を持つひょう

・第四の雲の(7節):十の角と鉄の歯を持った恐ろしくて非常に強い獣であるが、その後に小さい角が出る