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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

聖書に預言された世界の歴史  第9回

2016年04月04日 | 日記

(1) ダニエル章研究

ダニエル7章の研究は最終の時代を生きる全てのクリスチャンにとって、非常に重要な指針と方向性を与えてくれます。

ダニエル章研究――第一部つの正体

1、からつの正体

今回の記事では、ダニエル書7章にある神様の預言を注意深く研究してみたいと思います。ダニエル書2章と7章はヨハネの黙示録の預言を理解するうえで、必要不可欠な土台となります。ですから、人類の終末と預言に関心を持つ真のクリスチャンであるなら、ダニエル書2章と7章に対する正確な理解を持つことは、どれほど重要なことでしょう 

ダニエル書7章に対する預言の解釈をするにあたって、しばらくダニエル2章の要点を説明します。ダニエル書2章は、ダニエルが20歳を超えたばかりの頃の出来事です。神様は当時バビロンの王であったネブカデネザルに一つの夢を与えました。その夢は非常に恐ろしく、不安になるような悪夢でした。ところが彼をさらに不安にさせたのは、その夢の内容を思い出すことができないという事実でした。そこで、神様の摂理を通して、ダニエルが王の前に呼ばれることになりました 

神様は、ダニエルにネブカデネザル王の夢の内容とその意味を示されます。驚くべきことに、その夢は世界的な大帝国を打ち立てることに全てをかけていた、ネブカデネザル王が切に知りたいと願っていた、世界の将来についての神様からの啓示でした。神様の啓示を通して表された未来の世界史は、ネブカデネザル王の野望を粉々に砕きました。彼がみた夢が象徴していたものは、バビロンの滅亡とそれに続く、世界的な大帝国の興亡盛衰だったからです。

神様は世界的大帝国の中でも、特に神様を信じる民が生活する地域を主軸として、興っては滅亡する世界帝国の帝国の栄枯盛衰を見せて下さいました。それによって神様の民を待ち受けている運命と苦難、そして彼らの進むべき道を教えようとされたのです。そういった理由で、インドや中国のように、神様を信じる民が当時居住していなかった大帝国に対する預言が聖書に記録されていないのです。

  ネブカデネザル王が夢で見たのは、四種類の各々違った金属(金、銀、銅、鉄)と、足の部分が鉄と粘土が混じっている像でした。その像に、天から人手によらない石が飛んできて、その巨大な像を粉みじんにします。その像が消滅した後に、例の石がみるみる大きな山となり、世界中を満たすほどになり、永遠に世界を支配するようになるという内容の夢でした。

ダニエルはネブカデネザル王に「あなたはあの金の頭です」(ダニエル2:38) と説明し、続けて「王の後に・・・他の国」が起きるいう事実を告げます。また王様が夢で見た像は、ネブカデネザル王のバビロン帝国から始め、歴史的に世界を支配する帝国の順番を表しているということを説明します。そして、石の国が足を撃って粉みじんにさせてしまう事件は、イエス・キリストの再臨と共に世界の終末を意味していました。