4.タバコはどうか?
このような疑問を抱く人がいることでしょう。「では、タバコも悪いものなのでしょうか?」。これについても、やはり聖書に答えを求めるべきです。コリント人への第1の手紙10章31節には「飲むにも食べるにも、また何事をするにも、すべて神の栄光のためにすべきである」とあります。タバコを吸うことは神様の栄光にならないという事実について、次の5つの理由で説明しようと思います。
(1)私たちが知っているようにタバコはニコチンを含んでいます。それは非常に強力な毒性を持っています。ニコチンの半滴は蛇を12分以内で殺すことができ、ネズミを瞬間的に麻痺させることができる量です。
(2) タバコは人体の健康に害を及ぼします。使徒パウロは、私たちの体は神様の神殿だと言いました。体は神様が宿られる場所で神聖なものなのです。「あなたがたは神の宮であって、神の御霊が自分のうちに宿っていることを知らないのか。もし人が、神の宮を破壊するなら、神はその人を滅ぼすであろう。なぜなら、神の宮は聖なるものであり、そして、あなたがたはその宮なのだからである」(Ⅰコリント3:16,17)。健康な肉体と健全な精神は深い関係があるという事実を覚えておられると思います。タバコは健康に害を及ぼします。実際、タバコの中には19種類の有害な成分が含まれているのです。
(3) 喫煙は人の健康についての神様の意思に背くことであり、喫煙する人はその不節制の結果として各種の病気を負うことになります。「あなたがたは知らないのか。自分のからだは、神から受けて自分の内に宿っている聖霊の宮であって、あなたがたは、もはや自分自身のものではないのである。あなたがたは、代価を払って買いとられたのだ。それだから、自分のからだをもって、神の栄光をあらわしなさい」(Ⅰコリント 6:19,20)。私たちの体は、私たちのものではありません。なぜなら、私たちはイエス・キリストの尊い血の代価によって生きることが許されているものだからです。ですから私たちは、神様に感謝の応答として、自分の楽しみではなく、心を尽くして神様に喜ばれることを第一にして歩むのです。
(4) タバコはお金を浪費するものです。
(5) 喫煙は私たちの「たましいに戦いをいどむ肉の欲」(Ⅰペテロ2:11)に属するものです。