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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

聖書が教える健康法 第27回

2016年12月26日 | 日記

2.ビル・クリントン、菜食で健康を得る

 『AARPマガジン』によるとアメリカ合衆国元大統領のビル・クリントンが完全に菜食主義者になったことを報じました。

ビル・クリントンは第42代アメリカ合衆国大統領でした。ビル・クリントンとクリントン財団は、アメリカ人にさらに健康な人生を送ってもらうために、『コールド・ターキーしなさい(一気にやめろという意味)。ヴィーガンになりなさい(完全菜食者になりなさい)』と言う標語を作って運動を勧めています。

 ビル・クリントンは、2004年に生命を脅かす心臓のバイパス手術を行いました。彼は、心臓の4箇所が詰まりそれを除去する手術をして、手術に成功した後は、生活習慣を完全に改革しました。献立を100%菜食中心へと変えたのです。

 彼はアメリカ人に言いました。「皆さんは、自分自身の健康と皆さんの家族、そして国家のために良心的な決断を下さなければなりません」。

 クリントンが誇らしげにAARP誌に語った内容は、「私は肉、チーズ、牛乳、さらに魚まで止めました。乳製品もまったく食べなくなりました」ということでした。(彼は笑いながらベルトをつかみ)「20パウンド(約9㎏)以上痩せたんですよ。娘の結婚式の前までに30パウンド減量するのが目標です。そして私はエネルギーに満ち溢れているんです。本当にいい気分です」と語りました。

 彼が語った内容は、さほど驚くことではありません。なぜなら、彼が聖書を意識しているかどうかに関わりなく、神様が本来人類のために計画された献立は、種を持つすべての野菜、種のある実を結ぶすべての木の実、畑の野菜、すなわち菜食だと聖書が言っているからです。

 詩篇は次のように言っています。「あなたの生きながらえるかぎり、良き物をもってあなたを飽き足らせられる。こうしてあなたは若返って、わしのように新たになる」(詩篇 103:5 欽定訳)。


聖書が教える健康法 第26回

2016年12月25日 | 日記

第6部:地球と人類を生かす道、菜食

 1.『スポック博士の育児書』の最終改訂版

 子供の誕生日パーティーに、アイスクリームやハンバーガー、ホットドッグの代わりに豆をすり潰して作ったケーキにリンゴのジャム、ピーナッツバターが出てくる光景を想像できますか?

 このような光景は現代では見慣れないものでしょうが、アメリカの小児科医師で作家のベンジャミン・スポック博士の本には、子供たちを均整のとれた健康な子に育てるには、そのような食事を摂らなければならないと書かれています。

 一時期、「聖書の次に売れた本」と呼ばれた『スポック博士の育児書』の第7回目の改訂版では、以前とは異なり、満2歳になったら菜食中心の献立を食べさせることを勧めています。スポック博士は1998年に94歳で亡くなりましたが、その前に『スポック博士の育児書』最終改訂版を出版しました。

 スポック博士が勧める新しい献立では、タンパク質を摂取するための主な食品は肉類や魚類ではなく、豆やピーナッツ、豆腐や小麦から抽出したグルテン製品などです。

 1991年から菜食主義を標榜してきたスポック博士は、菜食のおかげで彼自身の健康が改善され、健康寿命が延びて、この世界的に有名な『スポック博士の育児書』の最終改訂版を出すことが可能になったと、博士の妻は語っています。


聖書が教える健康法 第25回

2016年12月24日 | 日記

4.タバコはどうか?

 このような疑問を抱く人がいることでしょう。「では、タバコも悪いものなのでしょうか?」。これについても、やはり聖書に答えを求めるべきです。コリント人への第1の手紙10章31節には「飲むにも食べるにも、また何事をするにも、すべて神の栄光のためにすべきである」とあります。タバコを吸うことは神様の栄光にならないという事実について、次の5つの理由で説明しようと思います。

 (1)私たちが知っているようにタバコはニコチンを含んでいます。それは非常に強力な毒性を持っています。ニコチンの半滴は蛇を12分以内で殺すことができ、ネズミを瞬間的に麻痺させることができる量です。

 (2) タバコは人体の健康に害を及ぼします。使徒パウロは、私たちの体は神様の神殿だと言いました。体は神様が宿られる場所で神聖なものなのです。「あなたがたは神の宮であって、神の御霊が自分のうちに宿っていることを知らないのか。もし人が、神の宮を破壊するなら、神はその人を滅ぼすであろう。なぜなら、神の宮は聖なるものであり、そして、あなたがたはその宮なのだからである」(Ⅰコリント3:16,17)。健康な肉体と健全な精神は深い関係があるという事実を覚えておられると思います。タバコは健康に害を及ぼします。実際、タバコの中には19種類の有害な成分が含まれているのです。

 (3) 喫煙は人の健康についての神様の意思に背くことであり、喫煙する人はその不節制の結果として各種の病気を負うことになります。「あなたがたは知らないのか。自分のからだは、神から受けて自分の内に宿っている聖霊の宮であって、あなたがたは、もはや自分自身のものではないのである。あなたがたは、代価を払って買いとられたのだ。それだから、自分のからだをもって、神の栄光をあらわしなさい」(Ⅰコリント 6:19,20)。私たちの体は、私たちのものではありません。なぜなら、私たちはイエス・キリストの尊い血の代価によって生きることが許されているものだからです。ですから私たちは、神様に感謝の応答として、自分の楽しみではなく、心を尽くして神様に喜ばれることを第一にして歩むのです。

 (4) タバコはお金を浪費するものです。

 (5) 喫煙は私たちの「たましいに戦いをいどむ肉の欲」(Ⅰペテロ2:11)に属するものです。


聖書が教える健康法 第24回

2016年12月23日 | 日記

2.ベジタリアンと非菜食者は健康上どんな差があるのか?

 ベジタリアンたちには、動物性食品を多量に摂取する人たちに現れる慢性的な疾患や、各種がんの発生率が低くなっていることが報告されています。ある総合病院の内科チームによる「ベジタリアンと非菜食者の動脈硬化性心臓疾患の危険度」についての比較研究(大韓循環器学会学術誌 第38回)の結果によると、ベジタリアンは非菜食者に比べ、血中コレステロールの数値が著しく低く、動脈硬化性心臓疾患の危険率も低いことが分かりました。また菜食を中心にした食物繊維が豊富な食事の長所としては、体重管理がしやすいことがあります。これは食物繊維の満腹効果によって過食が予防できるためです。

 3.飲酒の問題

 私たちの体を創ってくださった神様は、私たちが何を食べ、何を飲み、何を食べてはならないかについて、具体的に教えて下さいました。その中で、果実酒やウィスキーのようなお酒はどうでしょうか?聖書には「酒は人をあざける者とし、 濃い酒は人をあばれ者とする、 これに迷わされる者は無知である」(箴 20:1)とか、コリント人への第一の手紙6章10節には、「酒に酔う者・・・は神の国をつぐことはない」という言葉が記録されています。飲酒については寛容な社会であり、クリスチャンの中にも少量の酒はいいと言う人もいますが、酒が人類の歴史に与えてきた悪影響を考えても、酒は神様を信じる人が飲むものではありません。


聖書が教える健康法 第23回

2016年12月22日 | 日記

第5部:菜食についての気になる点

 

1.菜食中心の食事で栄養のバランスはとれるのか?

 

1996年アメリカ農務省(USDA)が、畜産業者の反対を押し切って発表した「食品ピラミッド」の中で、アメリカ政府は穀類、豆、野菜、堅果類及び各種の木の実等を献立の基本、そして主要なエネルギー源として提示しました。これはアメリカにおける菜食の普及のきっかけとなり、強い化学的根拠になりました。また、アメリカFDAは豆タンパク質に肉類、卵、乳製品と対等のPDCAAS(世界的に認められているタンパク質の質を評価する基準)をつけました。

 

しかし、依然として一部の栄養学者たちは、菜食だけでは健康によくないと主張しています。一般の人たちも、周囲で誰かが菜食主義の食生活を始めたりすると、健康によくても結局スタミナ不足で倒れてしまうのではないかと心配するのが現状です。このような菜食に関連する論争の中で、最も問題となるのはタンパク質に関するものと、ビタミンB12に関するものです。

 

これまで人体で合成できないため、必ず食べ物から供給しなければならない「必須アミノ酸」9種類を摂取する方法として、肉類、魚、卵、乳製品などが必要だと言われてきました。このような誤解により、動物性タンパク質を中心にする西欧風の献立が作られ、これが西欧文化が伝わる過程で、すでに菜食中心の献立で成り立っていた国にまで広がり、肉食中心の献立が世界的に一般化するという現象を生んだのです。しかし、「畑の肉」とも言われる豆は、消化されやすい9種類の必須アミノ酸をすべて含む完全タンパク質食品であり、飽和脂肪は少なく、豊富なビタミン( A, E, Kと少量のB)や、バランスが取れた無機質(カリウム、鉄分、リン及びカルシウム)が含まれており、イソフラボン(女性ホルモンであるエストロゲン効果)と同様の栄養素が豊富でコレステロール減少、抗がん効果、がん細胞抑制効果、老化防止と肥満防止、各種成人病の予防と治療など、幼児から老人に至るまで、それこそ「天然の超優良食品」として評価されています。

 

また、厳格な菜食者であるヴィーガンはビタミンB12が足りず、悪性貧血にかかると推測する学者たちもいますが、世界的に菜食者が悪性貧血にかかった例はまだなく、菜食だけでもビタミンB12の摂取が充分だと分かりました。たとえば、キャベツ、セロリ、ケール、ブロッコリー、明日葉、キビ、大根、トマトなどの様々な緑色植物や小麦、大豆、オリーブ、果物、ワカメなどの食品のみならず、人の歯や歯茎、小腸の中に生息するバクテリアも、生物学的に有効な形態のビタミンを相当数合成できることが分かりました。