詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

明日への鼓動

2015年04月03日 11時18分23秒 | Weblog

庭の枝垂桜が綺麗に咲いています。

色々なことに始動する良い季節になりました。 孫たちの春休みもあと少し、毎日朝から

一緒に過ごしています。逞しくグングン成長する姿に、祖母の立場から目を細め見守りながら、

それぞれに追いかける道は違いますが、一心に進み切り開いてくれる事を祈っています。

4月から気持ちを新たに、大好きなギターやコーラス、そして冠句にも目標に向かって励み、

健康あっての楽しめる趣味、日々の過ごし方に<感謝>の気持ちを忘れず、自分なりに夢を

あたためていこうと思っています。

 

4月2日~5月21日 高野山の開山1200年にあたる「ご開帳」があります。

この取り組みに沿って、普賢院の改修も行なわれ、院内の天井画、壁画、柱画などの修復が

なされました。この彩色の仕事に娘が関わったこともあって、来週、娘からの招待で、宿坊に

泊まり、長い歴史を辿りながら、久しぶりの旅をゆっくり楽しみたいと思っています。

                 普賢院のHP    (←是非ご覧下さい)

 

 

さて冠句結社と支部の句誌が届いています。 

俳句や川柳とは違う「二句一章の冠句」、学べば学ぶ程奥深く、難しい短詩文芸ですが、

一句一句に、人生の喜怒哀楽を感じながら、これからも続けていきたいと思います。

 

     (支部の冠句)  今回も嬉しい位置の一句があり、大きな励みになります。

               背に受けて 明日の鼓動を風に陽に

               背に受けて 導き深め枉げず生く

               夜を憂い 言葉の棘に悶々と

               夜を憂い 医者を変えても病み晴れず

               話題作 明日への指針我が道に

               話題作 生きる選択一つ増え

               母ならば 苦労束ねて何のその

               母ならば 婚儀に終始もらい泣き

                            (・・・・春に感じる気概や願いを詠みました・・・)

 

       (結社の冠句)

               手に包む 生きる焔となりし本

               手に包む 返信何度も読み返す

               風に花 散りし御霊を問う戦史

             (講評) 今号の選句に取りかかったばかりの日、なぜこの時期に

                      かは知らぬが、あの特攻隊機が突入するのを見届ける

                      役目の人がテレビで語っていた。すでに九十歳代の方ばかり

                      である。おめおめと生きて来た七十年を訥訥と語っておられた。

                      戦の語り部も消えてゆくばかりである。 

                風に花 友の躍動目に耳に   

                襟白し 唯唯祈る子の門出

                遠き景  鈍の記憶に洗濯板

                      (・・・戦後70年、今も心に残る思いが涙になります・・・)  

 

  伴侶の介護、健康面での不安などで、大好きな趣味のサークルを休んでいる友達が

  います。 いつ今の平穏な環境が、突然崩れるかは判りません。 先日お悔やみに行った

  友人も、最後は緩和病棟で人生を閉じられました。 供花に囲まれてニコッと微笑まれた

  遺影がとても優しく、、、たくさんのお礼の気持ちを伝えてきました。

 

                           

 

               今日もお立ち寄りいただき有難うございます。

        


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする