詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

一歩ずつ!

2015年06月14日 15時43分07秒 | Weblog

「僕らしさを拒絶され、普通の人に近づくことだけを要求される社会の価値観にさらされることは悲しい」と訴える重度の自閉症の作家「東田直樹さん」、会話はできないが、パソコンのキーボードと同じ配列でアルファベットを書いた文字盤を指さしてコミュニケーションができる。

これまでに18冊の本を出版。 「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」は22カ国で翻訳され、大きな反響を呼んでいる。

「風になる~自閉症の僕が生きていく風景~」と題した講演の新聞記事、偶然見たテレビ放映にも胸を打たれました。 東田直樹さんのHP (詳しい案内をご覧下さい)

22歳の東田さんは「どんな僕であっても、受け止めてくれた両親のおかげで、このままの自分でもいいと思えるようになった」と、家族の愛情に感謝の気持ちを伝える。

私の二人の友人のお孫さん達が、同じ自閉症です。 お話を聞くにつれ、将来を案じられる気持ちが判り、おざなりな言葉での会話は出来ません。 このテレビをみた事で、私の知識も増えました。 一人の人間として、暖かい周囲の環境によって、未来が拓いていきます。

キーボードを指差し、話したいことが終るつど、「おわり!」と無邪気な声で言い、相手との会話をつなぐ彼の姿に感動し、ガンバレ!と心からのエールを送りました。

 

                    

 

不順な気候からか、少し体調を崩し、何をするにも億劫で困っていますが、エイ!と気合を入れ、やっと今日ブログの更新が出来ました。

 

さて、結社の句誌、支部の句誌が届いています。

 

             淡い仲 源氏ひもとく面白さ

             淡い仲 無邪気な笑顔見せたまま

             密な日々 一喜一憂かみふくめ

                (講評) 一日一日、一歩一歩を踏みしめての人生だと思うが、

                     喜びはもちろん大事にすべきだが、憂いのほうは時として

                     忘れ去って欲しいもの。

             枝茂る 自在に伸びる子らの径

                (講評) 子らの夢は無限大です。これからの人生を大きく豊かに歩い

                      て行って欲しいですね。

             窓開く 心の襞に春の風

           椅子深く 真正面から子と対う

                (講評) 親が改まって「子と対う」生真面目光景。子も大人の気を

                      漂わている。女の感受性で識る性情感慨。

             山はるか 古人の訓傍らに                                      

                                   所属結社句誌より)

 

         

 

           駅広場 拉致への署名列並ぶ

             午後は雨 山椒効かせ昆布煮る

             山ひかる 夢にも馳せる我が勇姿

             山ひかる 焦る事なく一歩ずつ

             父母遠く 在りし日偲ぶ鳩時計

             父母遠く 寄り添う遺影慈しむ

                                    支部の句誌より)

 

                   

 

 梅雨に入り、蒸し暑さが厳しい日が続きます。 色々と気持ちが急きますが、一日の時間を上手く

 使って、それなりに一歩ずつ前に向ければいいなぁと思います。 中々手強い難しいギターに、すぐ

 簡単な方へ逃げたくなりますが、練習に励んでいる念願の森山良子さんの歌が、きちんと弾ける日

 を楽しみにして・・・がんばろうと!思います。

 

             今日もお立ち寄りいただき有難うございます


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