母の老人施設への入所を済ませてきました。
今、一つの区切りを付けられたことに、ほっとしています。
昨日、入院していた病棟の介護士さんやスタッフの皆さん方の
あったかい涙も交えた見送りを受けて、介護タクシーに乗せて戴き
私たち家族と一緒に、母の新しい安寧の地へ向かいました。
以前のように取り乱すこともなく、終日、母は落ち着いていました。
広くて綺麗な一人部屋、自然の風景が窓から見える長閑な場所、
若くて元気一杯の優しい笑顔のスタッフの皆様方に出会い、
バリアフリーの行き届いた設備や環境、望んでいた通りの雰囲気に、
母をお願いする迷いは無く、本当に嬉しく思います。
早速、昼食のお世話になり、粉砕食を食べさせて貰っている様子を見て、
感謝の気持ちが一杯になりました。
今朝、近くに住む姉が様子を見に行ってくれました。
元気に過ごしているとの報告に、ほっとしました。
この2,3ヶ月、私たちとの会話が成り立たない母でしたが、
「あ り が と う」 と、ビックリするくらいの大きな声で言ったらしく
何か母にも通ずるものがあるのかなぁと思いました。
介護士さんが言っておられました。 生活の環境に良い刺激を
吹き込むと、人との心に通うものがあり、無くしていた言葉も少し
戻ることもあるそうです。
もうすぐ98歳になる母の日々に、明るい光も、、、そう願います。
昨日から今日にかけて、、、
冷し紅茶 笑って濁す嘘ひとつ
冷し紅茶 どこかでけじめつけねばと
冷し紅茶 爽やかに閉ず日も欲しく
音称え 介護病棟泣き笑い
愛す箱 生きる支えの思い出も
愛す箱 母に可愛いさくらんぼ
、、、こんな思いで詠み、
母を看る3姉妹の絆、ひとつの心で結ばれています・・・
親を看ることに、難しさ、葛藤、自責、、、ずっと引き摺ってきました。
やっと、ふっ~と、息抜きが出来ました。
母の終章に、優しく寄り添えれば、、、、と思います。