詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

望みが叶って・・・

2018年08月02日 14時46分59秒 | Weblog

 母の老人施設への入所を済ませてきました。

 今、一つの区切りを付けられたことに、ほっとしています。

 昨日、入院していた病棟の介護士さんやスタッフの皆さん方の

 あったかい涙も交えた見送りを受けて、介護タクシーに乗せて戴き

 私たち家族と一緒に、母の新しい安寧の地へ向かいました。

 以前のように取り乱すこともなく、終日、母は落ち着いていました。

 広くて綺麗な一人部屋、自然の風景が窓から見える長閑な場所、

 若くて元気一杯の優しい笑顔のスタッフの皆様方に出会い、

 バリアフリーの行き届いた設備や環境、望んでいた通りの雰囲気に、

 母をお願いする迷いは無く、本当に嬉しく思います。

 早速、昼食のお世話になり、粉砕食を食べさせて貰っている様子を見て、

 感謝の気持ちが一杯になりました。

 

 今朝、近くに住む姉が様子を見に行ってくれました。

 元気に過ごしているとの報告に、ほっとしました。

 この2,3ヶ月、私たちとの会話が成り立たない母でしたが、

 「あ り が と う」 と、ビックリするくらいの大きな声で言ったらしく

 何か母にも通ずるものがあるのかなぁと思いました。

 介護士さんが言っておられました。 生活の環境に良い刺激を 

 吹き込むと、人との心に通うものがあり、無くしていた言葉も少し

 戻ることもあるそうです。 

 もうすぐ98歳になる母の日々に、明るい光も、、、そう願います。

 

 

           

 

  昨日から今日にかけて、、、

  

       冷し紅茶 笑って濁す嘘ひとつ

           冷し紅茶 どこかでけじめつけねばと

       冷し紅茶 爽やかに閉ず日も欲しく

       音称え 介護病棟泣き笑い

       愛す箱 生きる支えの思い出も

       愛す箱 母に可愛いさくらんぼ

 

                   、、、こんな思いで詠み、

 

   母を看る3姉妹の絆、ひとつの心で結ばれています・・・

   親を看ることに、難しさ、葛藤、自責、、、ずっと引き摺ってきました。

   やっと、ふっ~と、息抜きが出来ました。 

   母の終章に、優しく寄り添えれば、、、、と思います。

 


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