生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

原発リスクと放射能リスク 関連本

2012年09月20日 16時56分04秒 | 生命生物生活哲学
原発リスクと放射能リスク 関連本

 地球温暖化対策基本法案第十六条には、原子力推進が明記されている。
 (二酸化炭素排出量を1990年比で25%削減する目標の地球温暖化対策基本法案は、2010年3月閣議決定し、2010年5月14日衆院環境委員会で与党の賛成多数で可決。2010年6月2日、鳩山首相は辞意を表明。2010年6月16日、通常国会の閉会に伴い廃案。2010年10月8日、原案通りで臨時国会に再提出することを閣議決定。)

  「(原子力に係る施策等)
第十六条 国は、温室効果ガスの排出の抑制に資するため、温室効果ガスの排出の量がより少ないエネルギー源への転換を促進するために必要な施策を推進するものとし、特に原子力に係る施策については、安全の確保を旨として、国民の理解と信頼を得て、推進するものとする。」



[E]
*エントロピー学会(編).2011.8.原発廃炉に向けて:福島原発同時多発事故の原因と影響を総合的に考える.248pp.[1,600円+税80円]
[内容紹介。
絶対にあってはならない最悪の原発事故が起こった。事故と正面から向き合い、原因の究明と事故収束の見通し、汚染の広がりと被曝の防止、脱原発に向けた行動戦略を提示。

はじめに/山田國廣
福島原発同時多発事故から何がわかったか/広瀬 隆
福島原発で何が起こったか??原因と意味/井野博満
福島原発で何が起こったか??原発設計技術者の視点/ 後藤政志
東電・保安院などの事故対応の問題点/黒田光太郎
福島第一原発事故による放射線の健康影響/崎山比早子
福島第一原発事故による海洋汚染/福本敬夫
原発事故による土壌汚染を考える
 ??福島原発事故の原因と影響の総合的解明の試み/山田國廣
飯舘村の放射能汚染調査に参加して
 ??足尾-水俣-福島:日本の公害の歴史から見えてくるもの/菅井益郎
原発廃炉の経済学??危険な低炭素言説の歴史的起源からからの考察/室田武
上関原発の工事中止の行方/三輪大介
パネルディスカッション原発廃炉に向けて/
井野博満・黒田光太郎・後藤政志・菅井益郎・福本敬夫
三輪大介・室田武・山田國廣・和田喜彦
付表1 日本の原子力年表/和田喜彦
付表2 日本の原子力発電所一覧/和田喜彦


江澤誠.2011.1.地球温暖化問題原論:ネオリベラリズムと専門家集団の誤謬.354pp.新評論.[3,600円+税][B20120917]

江澤誠.2012.8.脱「原子力ムラ」と脱「地球温暖化ムラ」:いのちのための思考へ.222pp.新評論.[1,890円][B20120917]

[K]
*科学技術社会論学会編集委員会(編).2011.10.科学技術社会論研究 9[特集 地球温暖化論].玉川大学出版部.[3,570円]

小林よしのり.2012.8.ゴーマニズム宣言SPECIAL 脱原発論.365pp.小学館.[1,785円][B20120902]

[R]
ラートカウ,J〔ヨアヒム〕.2000(海老根剛・森田直子訳,2012.7).自然と権力:環境の世界史.v+480+101pp.みすず書房.[Radkau, Joachim][7,560円][B20120917]

[S]
斎藤環.2012.8.原発依存の精神構造:日本人はなぜ原子力が「好き」なのか.189pp.新潮社.[1,600円+税80円][B20120920]

[T]
田坂広志.2012.9.田坂教授、教えてください。これから原発は、どうなるのですか?.229pp.東洋経済新報社.[1,500円+税75円][B20120920]






膠彩絵画メモ

2012年09月20日 07時19分38秒 | 美術/絵画
2012年9月20日-1
膠彩絵画メモ

[K]
北澤憲昭.2011.10(新装版)[初版 2003.3].「日本画」の転位.307pp.ブリュッケ.[3,000円+税150円][B20120422][RH20120920]

 立論の筋や作品の良し悪しの判断基準がほとんどわからなかった。
 ネーションとは何だろうか。思想的解釈は言わずに、作品に即して論じてほしいところ。
 李禹煥と諏訪直樹が具体例として出て来るが、きちんとした分析は無い。李禹煥(たとえば277-280頁)の「点より」は、現物よりもそれを版画にしたもののほうが見映えが良いと思う。「線より」も、現物の色と地はどちらかと言えば汚い。図柄は面白いのだが、岩絵具を使う意味が無い。
 「「日本画」の転位とは、日本画を、「日本画」という名の呪縛から、そして「絵画」の呪縛から解き放つことにほかならない。」(290頁)と言う。
 では、「日本画」という名称を使わず、接着剤で分類して、膠絵または膠彩絵画として論じたらどうだろうか。
  膠彩(墨彩を含む)
  水彩
  アクリル彩
  油彩
  混合