今日は一番町のカワイでセミナーを受けてきました。
コロナ禍でセミナーはほとんど自宅でオンライン受講する事が多くなり、対面でのセミナーに出向くのは久しぶり。
以前何回か受けていた中井正子先生のテクニックシリーズは、今回が最終回ラベルの作品でした。
ラベルの「ソナチネ」「水の戯れ」はすごく好きな曲で、何度も譜読みしてはあまり形にならず挫折、レッスンを受ける機会もなく、弾きたいのになかなか弾けない曲。
何かヒントを得られればと期待して受講しました。
先生がフランス留学時代、「水の戯れ」の出だしを、こんな弾き方をするんだ❗️と衝撃を受けたエピソードが印象的だったのと、奏法だけでなく、ラベルの細かい楽譜の指示など初めて知る事も沢山あり、もし何も知らず弾いていたら‥
なんとか譜読みして形になったとしても、ラベルの作品とは程遠い音楽になってしまっていたと思います。
時代や作曲家の作品の様式は、ただ楽譜を見て練習してもわからず、レクチャーを受けての勉強が必要だと、あらためて感じました。
ラベルの「ソナチネ」と「水の戯れ」は、生徒達にも紹介したい曲。
いつか聴かせる機会を作れればと思います。