桜咲く~哲学の道~

2014年04月02日 | 
4月1日 晴れ。東山のふもとを流れる琵琶湖疎水沿いの小道。
この道は「哲学の道」として知られ、4月上旬の桜の咲く季節は、
殊に美しく、日本の道100選に選ばれています。


北向き

南向き

途切れることのない大勢の観光客のうち、半数以上は外国の
方々のようで、色んな言語が聞こえてきました。

 


北に進むにつれ、まだ蕾の状態の大島桜と思われる木も何本か見られました。
染井吉野は7~8分咲きです。

 

振り返り撮影しているうちに、銀閣寺側の入口付近に出てきました。
 

今出川通りを西へ向かいます。


歩きながら目にした一つ一つの桜の花はこんな感じです。
 



哲学の道「関雪桜」と書かれた銘板がありました。それによると

●哲学の道の名の由来は、哲学者西田幾多郎(1)等が思索にふけりながら歩いたことから、
現在「哲学の道」と呼ばれている。

●この桜並木は、銀閣寺畔に居宅を構えていた日本画家の橋本関雪(2)が画家として大成した際、
妻よねの提案で、苦しい時代を支えてくれた京都の人々への恩返しとして寄贈したもので、
1921年(大正10年)に約300本の桜の苗木が植樹され桜並木ができた。

●以降この哲学の道の桜並木は、京都の人に「関雪桜」と呼ばれ親しまれている。

 

後ろに見える山には、大文字の「大」の字が見えています。



桜咲く・・・新入学・新入社など祝福の時期に咲く桜の花。心にいっぱい幸せが咲くようです。




(1)哲学者・西田幾多郎(1870-1945)

(2)日本画家・橋本関雪(1883-1945)