今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

獨股山 前山寺(長野県上田市前山)

2017年11月15日 | 神社・仏閣
前山寺
812年弘法大師空海が護摩修行の霊場として開創したといわれる

冠木門



風景が一変していることに驚いた。十数年前に訪れたときにはこの辺りは畑だった



今は花に囲まれ歩いているだけで楽しい



薬医門
少し石段を上ると薬医門がある



門の先には、この寺を訪れた目的でもある三重塔の姿が見える



三重塔(重要文化財)
「未完の完成の塔」と云われている
塔には、一層にも二層にも三層にも、縁と勾欄がついているものだが、この塔には二層、三層にはなく…



何かの理由でやめたようで、その他にも各所にやりかけと思われる所がある



和様・禅宗様の折衷様式。建立年代は不明だが、様式から室町時代と推定されている



三間三重で高さ19.5メートル、屋根は杮葺きである



十数年前、塔にはあまり興味が無い時期に訪れただけに、この塔の美しさを当時は理解していなかった



車中泊による車旅の目的の一つに国宝・重要文化財の塔巡りがある



調べてみると重要文化財の三重塔は42寺もある。先は長いが楽しみでもある






明王堂



本堂
独鈷山麓にある古刹。間口十間、奥行八間の木造萱葺



元弘年中(1331)讃岐国善通寺より長秀上人が来止し、正法院を現在の地に移し、前山寺を開山したと伝えられる
塩田城の鬼門に位置し、その祈祷寺として、武将の信仰も厚かった



存在感のある屋根



彫刻にも目がいく



本尊は大日如来



襖絵






廊下の奥に駕籠が



大僧正栄和和上尊像
根來寺座主第34世、前山寺住職第35世



惚れ惚れするような風貌だ










撮影 平成29年5月22日
コメント (2)
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