今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

龍海山 佛谷寺(島根県松江市美保関町美保関)

2019年11月27日 | 神社・仏閣
訪問日 令和元年5月25日

龍海山 佛谷寺
以前、美保関を訪れ自宅に戻った時にこの寺院の存在を知った
地図を見ると美保神社に隣接している感じなのだが……視界に入ってこない



地元の方に、美保神社の鳥居から狭い「青石畳の通り」を進むと見えてくると教えられた
方向音痴のため途中で二人の人に聞くことに



初めての寺院なので周囲を歩いてみる



「吉三地蔵尊」
浄瑠璃など芝居の題材として度々取り上げられる「八百屋お七」の恋人、小姓吉三の墓
八百屋お七の冥福を祈って巡礼に出た吉三が、この寺で死んだと伝えられている






「宝物殿」
重文の仏像が安置されていることをこの場で知った



私のカメラを見て「撮影禁止です」とか「撮影はご遠慮ください」と言われるのが常だが、係の女性から「写真を撮ってもいいですよ」と言われたときには驚いた
左から「聖観世音菩薩」「虚空蔵菩薩」「薬師如来」「日光菩薩」「月光菩薩」、全て重要文化財に指定されている



重文の仏像を撮る機会など、ほとんどないので興奮する



薬師如来座像(重要文化財)






聖観世音菩薩立像(重要文化財)







虚空蔵菩薩立像(重要文化財)










日光菩薩立像(重要文化財)







月光菩薩立像(重要文化財)












普段は観ることができない角度からも



平安時代初期の出雲様式の仏像で、この地方独特の腹部の二重円弧や全体に簡略化された衣、下半身に重心を置いた体躯などに見られる






「本堂」
この地は、「三明院」と呼ばれ後鳥羽上皇や後醍醐天皇が隠岐に配流される折の行在所としても知られている






堂内の様子









「青石畳の通り」の商店街



撮影 令和元年5月25日
コメント
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