今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

谷汲山 華厳寺(岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲徳積23)

2023年04月10日 | 神社・仏閣
訪問日 令和4年10月3日

谷汲山 華厳寺
天台宗の寺院
創立 延暦17年(798年)開祖 大口大領 豊然上人
日本最古の観音霊場「西国三十三所観音霊場」の第三十三番札所で結願・満願のお寺として知られている

仁王門
総門から約1Km程の緩やかな上りの参道が続く(結構辛い)
前日の午後に参拝しようと訪れたのだが、日曜日は参道への車の乗り入れができず翌日になった
実は仁王門の横に駐車場があり楽をしようと考えたのだ



扁額には山号の「谷汲山」



仁王像












境内案内図



参道
緩やかな坂道と階段が続く



百度石
百度詣は神様や仏様に願い事を聞いて頂く為に100日間 続けるという厳しい作法のお詣り
お百度は通常、参道の入口から(百度石があればそこを基点として)本堂までの間を往復する
一日で完結させる方法として百度石が使われたという



手水舎



正面の建物が本堂である



階段で疲れると左右にある諸堂や石仏を撮り呼吸を整える












足場が組まれていて本堂の姿を拝むことができない



現代の工事現場との相違点は足場に丸太が使われていることだ



金属の足場に見慣れてきていたので、何故か懐かしく新鮮な感じがする



扁額には寺号の「華厳寺」



本堂内



外陣には参拝者による線香の香りと煙が立ちこめている



本尊:十一面観世音菩薩(秘仏)



十一面観音像
今回この寺を訪れた目的はこの観音像で本堂横に安置されている
肉眼では注視しなければ判別できないためいつも見逃していた
今回はその部分がはっきり見えるように意識して撮った



この観音像は頭部を除き、前身にお経が書き込まれている



今回は意識していたこともあり、お経の部分も撮ることができた(満足)



本堂裏の仏像



いつもはミイラ状態になっているのだが、コロナ禍で参拝者が少ないためか隙間が目立つ



確か悪い場所に貼るのだが、今日は顔が悪い人が多いようだ(笑)






本堂横に安置されている「愉快な仲間達」(和む)



笈摺堂内
花山法皇が禅衣(笈摺)、杖、および三首のご詠歌を奉納したとされる
西国三十三所巡礼を終えた人々が奉納した笈摺、朱印帳等が置かれ、多数の千羽鶴が奉納されている






もう一つ訪れたい場所があった



階段を三十三段上がると狸が迎えてくれる



満願堂
巡礼者はここで納め札を納める



堂の階段横には満願というより満腹といった人物が横たわっている



周囲には「満願」の文字の刻まれた狸の石像



「見ざる聞かざる言わざる」の狸バージョン



この寺院は境内図にあるように多くの堂宇があるが、今回は本堂と満願堂のみ立ち寄った
境内には多くの石仏も点在している









撮影 令和4年10月3日

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