今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

巌金山 宝厳寺 その1(滋賀県長浜市早崎町)

2021年07月19日 | 神社・仏閣
訪問日 令和3年5月28日

巌金山 宝厳寺(ほうごんじ)その1
滋賀県長浜市の竹生島にある寺院で船で渡らなければならない
一度訪れてみたいと思っていた島である
私は長浜航路(3,130円)を利用したが、他に今津航路(2,640円)とびわ湖横断航路(2,880円)がある



前日は大雨で私も道の駅の駐車所の車内で一日を過ごしたのだが
琵琶湖も強風と高波でこの船も欠航していたと係員から聞いた
片道30分の航路だが船内での説明に加え「琵琶湖周航の歌や琵琶湖哀歌」などが流れる



竹生島は湖岸から6kmの沖合にある周囲2kmの小島で、国の史跡・名勝に指定されている
島の周囲は南東部にある船着き場を除いてほとんどが急な断崖になっている



琵琶湖八景「新緑 竹生島の沈影」



着岸したが何せ初めてなので、出航までの80分間をどう過ごすか想像がつかない
とりあえず人の流れの最後方からついて行くことにした



「都久夫須麻神社」へ続く階段の次に「宝厳寺」行きの階段がある
階段があると知っていればそれなりの覚悟があるのだが、精神的に疲れてしまう



「竹生島 宝厳寺」の石柱と鳥居が見えてきた



鳥居の扁額には山号の「巌金山(がんこんさん)」



「瑞祥水」 本尊大弁才天の御託宣により平成14年11月に掘られた霊泉
深さ230m(湖底下約 130m)の清浄水



安心もつかの間、まだ階段が続く



若い頃は階段を見るとトレーニングだと思い胸が高鳴ったものだが、今は動悸……



途中、呼吸を整えるために周囲の建物を撮る






鐘楼






まだまだ階段が続く



西国三十三の文字が見えるということは近いのか



手水舎



左手に本堂(弁才天堂)が見えてきた
周辺を散策してみる



石造五重塔(重要文化財)



竹生島を訪れたかったのは、この島に重文の五重塔があるからだったのだが石造りだったとは……
写真で見た塔ではなかったのか……この後に知ることとなる



五層の仏塔
「地・水・火・風・空」の五大をかたどったものといわれている



初重塔身には四仏が彫られている



納経所
納経所にて拝受できる御朱印は、「大弁才天御朱印」と「西国三十三所観音霊場 第三十番札所御朱印」の二種類



本堂(弁才天堂)
寺内最大の建物。本尊「大弁才天像」を祀る
昭和17年(1942年)に平安時代様式で新築された






本尊の大弁才天は、江ノ島・宮島と並ぶ「日本三弁才天」の一つ
その中で最も古くに建立された弁才天で、「大」の字をつけ、大弁才天と称する



本堂後陣 「弁才天像」 永禄8年(1565年)銘



堂内扁額に「辨財天」



内陣は撮影禁止、外陣の様子






三龍堂






「天狗堂」



重文の案内があったので階段を上る



三重塔
平成12年5月、当寺では江戸時代初期に焼失したと言われている「三重塔」を、約350年ぶりに復元



どこで勘違いをしたのか
この場所に来るまで重文の五重塔だと思っていた



石造五重塔(重文)と、過去に遠景で塔の写真を見たのが重なってしまったようだ






雨宝堂
雨宝童子を祀る
神仏習合の両部神道における神で、天照皇大神が地上に降り立った時の姿といわれている



「宝物殿」



もちの木
慶長7年(1602年)豊臣秀頼の命を受け、片桐且元が観音堂、唐門、渡廊下を移築したときに、記念にお手植えした木



階段を下りる



西国三十三ケ所観世音奉安殿






さらに階段を下りる






次回に続く

撮影 令和3年5月28日

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