今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

キャンピングカー購入記 その4

2014年05月19日 | キャンピングカー

 
 鳥取県の道の駅「ホート赤碕」 海と魚の匂いが漂っている。コンビニも併設されていてとても便利だ。

 11 決断の時がやってきた

 気持ちがほぼ固まったので、周囲に「キャンピングカーを購入しようと思っている」と言うと。
「それだけの金を出すなら世界一周旅行が何回もできる」とか、
「旅行なんて最初のうちだけでだんだん出かけなくなる」とか、
「車なんかに泊まらないで、高級ホテルに泊まり高級料理を食べたらいい」とか、
 挙げ句の果てに「馬鹿じゃないの」などとも言われる。

 言われてみると確かに一理ある意見もある。
 国内なら1ヶ月程度の旅行を10年はできる計算になる。
 車を購入すると、そこからまた旅行費用や維持費もかかるということが、指摘されるまで思考からすっかり消えていた。

  
 旅の途中でその存在を知った「談山神社」 無計画の一人旅ならではの大発見。

 
 旅先で知り合ったご夫婦から紹介された「東願寺阿弥陀堂」 山門と国宝の十一面観音像は記憶に残るほどすばらしい。 


 決断できず迷うところでもあるが、「いいね」と背中を押してくれるような意見もある。
 ただ、その人達は世間からみると少し変わっているというのが不安なところだ。

 私もその変人の仲間であり、これまでの人生、迷い悩んだときは「先ず、行動せよ」「行動して思考せよ」で進んできた。
 失敗の経験は多く、恐れるものはなにもない。「いつも、何とかなっている」

 10月下旬の週末、多分人生最後の大きな買い物となる、キャンピングカーを購入するために車を走らせた。

 12 何と3ヶ月で納車

 発注から納車まで6ヶ月といわれていたが、3ヶ月後の1月末に納車できるという電話が販売店からあった。
その連絡があった前日に今乗っている車の車検を終えたばかりで、損をした気持ちになっていたが、納車されても支払う金もない。

 販売店の倉庫にしばらくの間、預けてもらうことにした。
 それにしても車があるのに金がないというのはなんとも情けない。

 カタログを眺めてしばらく過ごしていたが、数週間後には我慢ができずに見に行くことにした。

 外観の第一印象は「でかい」ということだ。今乗っているアルファードも大きい方だが、長さも、高さも、幅もひとまわり大きい。
 ホワイトパールクリスタルシャインの色艶も気に入った。

 次に、ドアを開けもらい車中に案内された。カタログでは広く開放的な感じであったが、思ったより狭く窮屈な感じがした。
 座席も背もたれ部分が低く、ベッドと共用となるつくりのためだとは思うが硬さも気になる。

 
 2度目の長旅を終え写真のクッションを購入した。くつろぐためにはやはり硬さは気になった。防寒対策も兼ねている。

 13 家に帰って考えたこと

 気になることがあるというのは、「がっかりした」という意味ではなく、カタログの写真を見て想像していた理想との差があったということだ。
 この空間で快適に過ごすのにはどうしたらよいのか考え、今度は実際に行動することができることが嬉しい。

 訪れたのは極寒の2月、冬期間だからこそ感じることができたのは床の冷たさで、何かを敷きつめなければならない。
 小型テレビやDVDも必要だ。快適な睡眠のために普段使っているマットや枕も揃えなければならない。楽しみもどんどん増えていく。

 
 中央の正方形の敷物を床に敷き詰めてみたが、寒さ対策には結びつかなかった。

 しかし、いいことばかりではなく運転席に座ってみて不安に思うことがあった。後方がまったく見えないのだ。
 バックカメラは付けたが、運転中後方を確認するにはサイドミラーに頼るしかない。

   
 (写真左)室内から背面部を見るとこのようになっている。 運転席のバックミラーから後方を確認するのは難しい。

 長い年月運転してきたがこの経験は初めてになる。
 常時後方を確認できるカメラがあるようであるが10万円とはっきり言われた。
 この時期、かなり金銭感覚は麻痺してはいるが10万未満なら購入を考えたが、10万で値引きもしないと言われると意地でも買うわけにはいかない。

 14 再び確認に

 販売店以外から購入したものとして、カーナビとETC、そしてレーダーがある。
 販売店でのカーナビの取り付け手数料は5万円で値引きはできないと言われた。
 一瞬、冗談かと思ったが、全国共通価格だと説明された。ETCやレーダーの取り付けについては尋ねる気持ちにもなれなかった。

 新車を乗り継いでこのキャンピングカーがちょうど10台目の記念すべき車ではあるが、普通の車の購入とは勝手が違うのにはとまどうことが多い。
 テンションは下がり気味ではあるが4月中旬の納車まで待つことにした。

 次回に続く

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2 コメント

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普通免許で運転できます (2014kurumatabi)
2015-03-22 21:20:59
駐車場の車が私の愛車になります。ハイエースに架装したものですが全長は5mを超えています。もちろん普通免許で運転できます。本州で神社仏閣を訪ねるときには、この長さと幅が道路幅の狭い場所をでは不安になることが多くあります。また、北海道から本州に渡るにはフェリーを利用しなければなりません。5mを超えるとフェリー料金が往復で2万円増になり、安上がりの旅を心がけている私としては負担になっています。
さて、バックモニターですが通常シフトをRに入れると後方を映し出しますが、キャンピングかーでは常時後方を確認できるモニターを別に設置する場合があります。それを設置していない私は慣れるまで不安でしたが、サイドミラーを活用し注意しながら運転しています。経済的に余裕があるのでしたら設置を勧めます。
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キャンピングカー購入記 その4 (OTETSUDAI@)
2015-03-22 19:53:40
パーキングに掲載されているのがカメラマンのキャンピングカーですか。凄くデカいですね。大型免許が必要な感じがします。この車のバックモニターは購入記の3に記されていましたが、私はもっと小さな車のバックモニターを想像していました。観光バスにもバックモニターをつけていて運転手が前方とモニターで後方を確認しているバスに乗ったことがあります。そのモニターですか。確かに後部の窓から、リアミラーからでは後ろの確認が大変でしょうね。車内は殆どベッドだけでしょうか。また次の項で示してくれることを期待しています。遅い1年遅れのコメントで申し訳ありません。
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