今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

キャンピングカー購入記 その7

2014年05月22日 | キャンピングカー

   
 滋賀県の道の駅「湖北みずどりステーション」 夕陽と水鳥の里と書かれているだけあり、夕陽が美しく予定してはいなかったが宿泊した。 

 
 風景写真はあまり撮ることはないが、ついカメラを向けてしまうほどいい景色だった。 

 24 どのように寝ているのだろうか

 車内でくつろぎ、疲れたらベッドに潜り込む、この睡眠までの一連の動作が無駄なく合理的に行動できるようなつくりになっている点はこのバーデンという車種は高く評価できる。
 また、グランデ仕様ということもあり、防音・防寒対策も十分で睡眠に関しては満足している。

    
 1日の終わりは車内でくつろぎ、疲れたら寝る。旅行中はこの繰り返しになる。実際は醜い寝姿だが睡眠は大切で、車中ではこのように寝ている。

 ところで、キャンピングカーの雑誌を見ても、どのような寝具を使用しているのかわからない部分が多い。
 寝袋という記事もあるが、本当なのか。
 旅先での熟睡できるということは健康面ばかりではなく、安全運転を継続する上でも最も重要なことだ。

 そこで、私は万年床ということもあり基本的に家で使用している寝具と同じものを使うことにした。
 車のベッドになる部分の床は硬めのため「低反発マットレス」を通販で購入。

 家では敷布団の上にマットを置いているが、敷布団を厚くすると狭い空間が一層狭く感じ、頭をぶつけそうになる。
 実際、枕を使用すると目の前に障害物があり、圧迫感がある。

   
 ベッドサイズは180cm×1530cmで170cmに足りない身長の私でも窮屈で、圧迫感もある。
 右側の写真は目の前に見える物入れの底部分である。消灯すると気にはならないが……。

 

 昨年は5月から12月まで57日間車中にて宿泊しているが、この間に何回頭をぶつけただろうか。きっと3日に1回はぶつけているはずだ。
 目覚めはよいが、痛みが伴う。

 さらに、ベッド中央の室内灯にもぶつけることがある。ここは予期していないだけに不意に襲ってくる激痛にじっと耐えなければならない。

   
 左側写真中央上の室内灯。油断していると痛い目にあう。精神的ダメージも大きく「自分は駄目な人間だ」と何故か考えてしまう。
 室内灯の場所や形状などメーカーにも改良を望みたいところだ。


 
 足元も注意が必要だ。寝相の悪い私は無意識で蹴飛ばしたのか、遮光カーテンに損害を与えてしまった。
 そこで、置き場所に困っていたダイネットベッドの部品を置くことにした。

 
 

 
 25 旅先ではどのように過ごしているのか

 これまでは鶏のように朝陽とともに行動し、夕暮れには寝るという毎日。これはこれで悪くはないが不便と感じていた部分であった。それではキャンピングカー購入後はどうなったのか。

 まず起床時間であるが前半の旅では6時と早かったが、後半になると7時と遅くなる。
 洗顔を済ました後、お湯を沸かしコーヒーを入れる。前日、コンビニで購入した菓子パンが朝食となる。私にとっては至極の時間となる。

 NHK朝ドラの「あまちゃん」、後半の旅行では「ごちそうさん」を視聴後、行動を開始する。
 最初の訪問地のみ前日に決めておくが、それ以降の訪問地は車に戻ってから、次はどこに行くかを、その都度決めている。
 気持ちが乗っている日は次から次と行動したくなるが、気分が乗らない日は、これでお終いということもある。

 
 夜には主に道路地図の太字で記載された部分を参考に、翌日訪れる場所を決めている。
 道の駅に置かれている観光マップも参考にしている。


 観光中は空腹でも昼食は摂らない。時間がもったいないのと減量するためである。
 神社仏閣への観光は歩くことが多くいい運動になりエネルギーを消費する。加えて食事を摂らないとなると1回の旅行で5~7Kgほど減量できる。
 さらに、日常では空腹になる前に食物を摂取している事が多いので空腹感を感じることはないが、旅ではそれを体験できるので食の大切さを理解する機会ともなっている。

 観光地では写真を撮りまくることにしている。写真についての詳細は後に書くが、旅では大切にしている部分でもある。
 予定終了後は最寄りの道の駅と入浴施設を探すことになる。
 入浴は最寄りの温泉を訪れることにしている。家では烏の行水であるが、旅行中は念入りに体の清潔を保つよう努力している。
 露天風呂のある施設では1時間以上は湯に浸かっている。また、料金が1000円以上の施設には行かないようにしている。

 入浴後は道の駅に戻り、食事をするのだが、すでに営業時間を終えているところもある。そのような場合はコンビニで夕食と翌朝の朝食を購入することになる。夕食後は眠気がこないうちに、翌日の最初の訪問地を決めておく。この作業はとても重要で最初が良ければ、次につながり充実した1日となることが多いが、はずれを引くと負の連鎖に陥ることもある。

 
 冷蔵庫だが冷凍庫にもなり-18℃まで冷える。調理はしないので飲み物を冷やしておくだけだが、床に置くと凍ってしまうので注意が必要だ。

 この作業を終えると次にDVDの鑑賞に移る。車には100枚程度のDVDを持ち込んでいる。
 アメリカのシリーズものが多いのだが、この時間を楽しむために小型のTVとDVD再生機も購入した。
 面白すぎて寝不足になることもあるので注意が必要なときもある。

 
 旅行用に購入したTV。固定していないので気分によって置き場所を変える。走行中は就寝用マットの下に置いている。

 最初の旅の後に自宅に戻ってから、旅の記録写真をまとめ初めてブログで公開した。
 この作業はとても楽しく、経験を積んでいくうちにコツも理解できたので、秋に出かけた2度目の旅の時にはパソコンを持ち込み、この時間帯に写真の整理をして旅先から訪れた順番に発信していった。

 これが私の旅先での1日の過ごし方である。
 周囲の人から、長い期間の一人旅は寂しいでしょうと問われるが、寂しいどころか忙しい毎日の連続である。

 次回に続く


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2 コメント

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キャンピングカー購入記 その7 (OTETSUDAI@)
2015-03-23 17:04:46
楽しさが溢れていますね。 私自身に出来るかどうかを自問自答したら答えは「NO」でした。家にいてももう一人と同じですが、傾き掛けた家でも外壁が守ってくれています。週に一度は出かけるところがあります。その駐車場は地下3階です。その上の階までは警備員がいますが地下3階には警備員は来ません。たまたまそこで昼食を口にすることがありますが、正直怖いです。私は非力ですので数名に襲われたらイチコロです。何処かから集団で人が来ないかとヒヤヒヤしています。マ臆病者だからですね。食事は所謂「外食」なんですね。私は車内で作って食べるものとばかり思っていました。次の項くらいにキッチンが映し出されるだろうと予期していました。車をノックされるのも怖いですね。私はかつて深夜に甲州街道を走っていて信号で止まりました。助手席窓に何か動く気配がして目を向けたら歯の抜けたお爺さん(浮浪者風)がヤモリのように窓に顔をつけていました。これほど怖い思いをしたことはありません。このキャンピングカーはその点十分に守られていていいですね。年間何㌔乗るのでしょうか。
次項をこれから読ませて頂きます。
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車内ではコーヒーを入れる程度です (2014kurumatabi)
2015-03-23 20:01:55
私も基本的には臆病者ですが戦う気持ちは持ってきました。前回のコメントに胸骨骨折をしたと書きましたが、実は6人を相手に戦った傷跡なのです。現在は温厚になり、「君子危うきに近寄らず」、危険を事前に回避するように心がけています。
さて、キャンピングカー内では簡単な調理をすることはできますが、私は最初からそのつもりもなくコンビニや道の駅で購入した調理済食品を車内で食べています。携帯用ガスコンロで、毎朝湯を沸かしコーヒーを入れ、菓子パンを食べ、その日の行動を考える時が至福の時間となっています。
専門誌などでは車内で調理している写真などが掲載されていますが、あの狭い空間で本当にできるのか疑問を持っています。私の車では無理です。何せ幅のある人間ですから。
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