今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

キャンピングカー購入記 その6

2014年05月21日 | キャンピングカー

 
 山口県の道の駅「きくがわ」 この後、車では初めて九州に渡る。 

 20 車の運転は

 ワンボックスカーの運転歴は長くハイエースが6台目になる。
 2700CCの排気量や馬力なども十分といえる。道幅の広い道路では視界も良く運転が楽しくなる。実に快適である。

 高い位置で運転するという楽しみは、私が思うに車旅には欠かせない要素であり、時には何か気になるものを見つけ出し、予想もしない場所へ誘ってくれたこともこれまで何度かある。

 ただ、運転していて前輪の位置が運転席の下にあるのと長さが5.4mもあるので、狭い道路での左折は意識しなければ後輪が路肩に接触することもあるので慣れと注意が必要だ。。
 私は旅に出てほとんど高速道路を利用することはないが、最初の旅で九州に渡ったとき、行きはトンネルを利用したので帰りは海の上を通って帰ろうと高速を走った。ところが、横風で何度も何度もハンドルを取られ、高所恐怖症も加わり、海に落下するのではないかと地獄の数分間を体験した。
 車の形状上仕方ないが横風には注意は必要である。

 
 21 燃費は

 長旅をするとガソリンの消費が激しくなるので燃費は気になるところである。
 人間は空腹に耐えることはできるが車にはそれを求めることはできない。
 最初の旅では約3週間で5000Km ほど走ったが平均燃費は9Km/L と予想以上によかった。
 2回目の旅ではガソリンの消費を少し抑えたため、約4週間で3000Km の距離になり平均燃費は6Km/L と意外な結果になってしまった。
 走り方によって燃費がずいぶん違ってくることがわかった。

 日常はほとんど乗ることはないが、市内走行でも6Km/L 程度で、この重量でよく走っているというのが率直な感想である。

 22 道の駅で宿泊

 旅先での宿泊は「道の駅」を利用している。
 宿泊をさせてもらっているので可能な限り、食事をしたり、お土産を買ったりしている。
 基本的には入浴施設が併設、10Km 以内に入浴施設がある道の駅を多く利用している。
 オートキャンパーという雑誌の付録に「全国道の駅完全ガイド」があるが、道の駅周辺の温泉ガイドも掲載されている。
 旅に出て入浴施設を探すのに一苦労するが、この付録が手元にあるととても便利だ。

 ある施設から方から、最近キャンピングカーのお客さんが増えていると逆に尋ねられたことがあったので、「雑誌にでていますよ」と見せてあげると、「知らなかった、コピーさせてほしい」と言われ、お礼に温泉のタオルをいただいたことがある。


 私の旅ではこの付録は必需品となっている。
 これを手に入れるには3ヶ月この雑誌を購入しなければならないが、価値は十分ある。
 part1「近畿・中国・四国・九州・沖縄」、part2 「関東甲信・北陸・中部」、part3「北海道・東北」となっている。


 

 23 道の駅ではいろいろな出会いがある

 車を購入する際、販売店の方から道の駅では色々な人から声をかけられると聞いていた。
 「本当かな」と少し疑っていたが、最初の旅では19ヶ所の道の駅で宿泊して17ヶ所で声をかけられた。

 話の内容は簡単な挨拶に始まり、「どこへ行くのか」とか、「どこがよかったか」とかの情報交換。そして最後には「車を見せてください」で終わる。 趣味を同じくする仲間なので話しも面白い。

 高齢者も多いが精神は子どものように無邪気で話しを聞くだけで元気が出る。
 最高齢は83歳のご夫婦で、自分で車を改造して旅をしているという。
 風景写真が趣味で彼の撮った富士山の写真を奥さんから見せていただいた。真っ暗の中で撮ったものらしいが、奥さんが持ち歩いているだけのことがあるほど凄い写真だった。

 その会話の輪に近くに駐まっていたワゴン車の男性が加わる。旅先でパークゴルフをするのが趣味のようだ。手に持っていたのは「尿瓶」。あまり聞きたくはなかったが70代の彼は丁寧に説明をしてくれる。。

 室生寺近くの道の駅では、犬の散歩中の女性に声をかけられたこともある。若い頃は寺巡りをしていたという。
 彼女には「阿倍文殊院」を薦められ、「機会があったら行く」と言った手前、半年後にはきちんと訪れることに。

   
 「安倍文殊院」ここでは、国宝の「渡海文殊」に圧倒された。安倍首相と関係があるとネットに出ていたが本当か。

 道の駅の一コマであるが、このような感じを楽しむには「挨拶をする」「話しかける」ことが重要だ。もう一つ、「車の外にいる時間」をつくらなければこのような会話は成立しない。

 道の駅では旅行用の名刺交換の場もあるので作成しておくといい。

 次回に続く


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2 コメント

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キャンピングカー購入記 その6 (OTETSUDAI@)
2015-03-22 23:04:30
駐めてある写真を見ても「デカい」と実感します。見知らぬ人と話しをするのも面白いでしょうね。ただ「仕事は何」なんて職業の詮索をされると閉口しますね。互いに「道の駅」などで会話をするのも楽しいでしょうね。テレビドラマか小説かは忘れましたが、ドライブインなどには一人旅の男性目当ての女性が「商売」で来ているとか…そういう場面に遭遇されたことはありませんか。またドライブインで女性が車外に追い出されて同情して目的地まで送ることにした。途中のドライブインで休憩中に女性が「車にバッグがあるから取ってくるからキーを貸して」と言う事でキーを貸したらそのまま乗り逃げされたという…多分小説だったと思いますが…そういう場面に遭遇されたことはないみたいで良かったですね。カメラマンの温厚な人柄が周囲の人を和ませているように感じられました。次が楽しみです。
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道の駅は親切な人が多い (2014kurumatabi)
2015-03-22 23:50:03
「道の駅」では多くの人から声を掛けられます。札幌ナンバーという理由からだと思われます。声を掛けてくれる人は当然親切な人が多く、好意を持って接してくれます。私は道の駅で宿泊することがほとんどで、一宿一飯のお礼とまで大袈裟ではありませんが、地元の名産などを買い求めるように努力しています。
最近では人からの情報の他に、道の駅に置かれている地域を紹介したパンフレットなどを有効に活用して旅を楽しんでいます。
さて、道の駅ではコメント記事のような経験はこれまでありません。滋賀県だと記憶していますが深夜に車をノックされ「不審者」かと思い、心身とも十分に備えてドアをあけると警察官だったことがありました。何故か職務質問まで受け、どうも私の方が不審者と思われていたようです。治安の良くないと感じる道の駅もありますが、その時は躊躇せず移動します。旅行中は一人旅ということもあり、万一の事態に備えアルコール類の摂取は控えています。楽しい旅をしている人が集い、憩いの場所が道の駅ですから、正直不安はありません。夜中パトカーも巡回し、旅行者の安全を守ってくれています。
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