今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

三段壁(和歌山県西牟婁郡白浜町三段)

2020年11月10日 | 名所・旧跡
訪問日 令和2年9月19日

名勝 三段壁(さんだんべき)
魚の群れ(鯨との説もある)を見つけるための監視場(見段・みだん)が転じて三段壁と呼ばれる様になった
長さ2km、高さ50m - 60mに及ぶ柱状節理の大岩壁で、断崖絶壁の名勝として知られている



1950年 許されぬ結婚と病苦から岩に「白浜の海は、今日も荒れてゐる」と口紅で書き遺し、若い男女が青い海に身を投じた
「口紅の碑」は二人の思いが成就するようにと、友人が翌年同日に岩に刻みこんだといわれている



2016年4月には、プロポーズにふさわしいロマンチックな場所として「恋人の聖地」に認定されている






平安時代、源平合戦で知られる熊野水軍が船を隠したという伝説が残る洞窟の入口
「観る価値はある?」と尋ねると返答に困った様子。受付に行くと入場料が何と1,300円と高い
受付が女性でなかったらやめていた(笑)



洞窟は地底36m エレベーターで下りる(24秒)
写真入りで洞窟内について簡単に説明してある



エレベーターの扉が開くと目の前に熊野水軍の模型がある



予備知識もなく、由来について熟読



「案内図」
200mに及ぶ洞窟の通路内には、史料に基づいて再現された番所小屋や弁財天、瀬戸鉛山鉱山採掘場跡があり、波の打ち寄せる洞穴が鑑賞できる



写真では音を感じることはできないが、激しい波の音が洞窟内に響き渡っている



「漣痕(リップル)」



約1,600万年前に波や潮流によって海底の砂や泥が動かされ、地層の表面に作られたものを漣痕(リップル)という



漣痕が次々と積み重なり地層の中に保存された天井岩盤は一見の価値がある






先に進む



地底36mから唯一外の景色が撮れる場所である






「十像岩」









先に進む



宗教的な雰囲気を感じる



秘湯「湧泉洞」 湧出しているのは温泉



「牟婁大辯才天(むろだいべんざいてん)」



大黒天、毘沙門天に十六童子を従えどのような願いも叶えるといわれている






牟婁大辯才天は、水の神「神社仏閣の守護神」ともいわれている



先に進む



「瀬戸鉛山(せとかなやま)鉱山跡」



「熊野水軍軍船図」






熊野水軍は源氏と平家の時代、紀伊半島南東部、熊野灘、枯木灘に面した地域を拠点とした水軍
熊野海賊ともいわれている
瀬戸内海の制海権を握り、平安時代末期の内乱、治承・寿永の乱(源平合戦)で活躍した事で知られている



「熊野水軍番所小屋」
三段壁洞窟は勇猛果敢をうたわれた熊野水軍の舟隠し場






舟隠し場の出入口






「潮吹き岩の由来」



波の音と潮吹きの瞬間は動画の方がいいと思ったがスマホを車に置き忘れた



右目で波を待ち、潮吹きの瞬間を待つ
失敗を繰り返しながら瞬間を撮る。楽しい時間であった



エレベーターで上がり周辺を散策する
朝から天気が良く気持ちがいい



「南壁先端の柱状節理」



「北壁」



撮影 令和2年9月19日

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