今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

小松天満宮(石川県小松市天神町1)

2022年07月01日 | 神社・仏閣
訪問日 令和4年5月18日

小松天満宮
創建は明暦3年(1657年)、加賀藩2代藩主前田利常(前田家3代目当主)が隠居城として小松城に入城
城の鬼門にあたるこの地に前田家の遠祖菅原道真の分霊を勧請したのが始まりと伝えらている

社号柱



一の鳥居
鳥居から社殿にいたる参道は北極星から北斗星をみた「逆さ北斗」型をしている



北斗型参道と冬至と七夕の日の出線についての説明



二の鳥居
正面突き当たりにある「筆塚」を左に進む(逆さ北斗型参道)



筆塚



芭蕉句碑「あかあかと日はつれなくも秋の風」



神門(重要文化財)
神門を右に曲がり進む(逆さ北斗型参道)



四脚門、切妻、銅板葺、一間一戸、木部朱塗り



「天満宮」の額



狛犬






願かけ撫牛



各地の天満宮で「牛が動かなくなった」という話しはよく聞く



参道



手水舎



手水鉢に浮かんでいるおもちゃはカラスの被害を防ぐ為のもの(楽しい)



十五重石塔(小松市指定文化財)






十三重塔まではよく見るが十五重塔は珍しい
頂上部に相輪ではなく宝珠を持つことから仏塔ではないという



小松城と天満宮についての説明
加賀藩三代藩主前田利常だ在城下3つの城(小松城・金沢城・守山城)を結ぶ線上に天満宮が立地している
白山山系の妙法山を越えて昇る冬至の日の出が神門を通り本殿に達するように造られている



ほとんどが学業成就関係の絵馬



拝殿(重要文化財)
社殿の造営には那谷寺(小松市)や妙成寺(羽咋市)、瑞龍寺(高岡市)を手懸けた加賀藩御用大工、山上善右衛門嘉広が棟梁を担当した



木造平屋建て、入母屋、銅板葺、平入、桁行7間、梁間2間、正面千鳥破風、3間軒唐破風向拝付、外壁は真壁造板張り



社殿は、前田家の祖菅原道真を祭る北野天満宮を4分の1に縮尺して建てられた



本殿(重要文化財)
祭神:菅原道真、 前田利常公、白太夫神、応神天皇



三間社入母屋造、桁行3間、梁間2間、銅板葺、外壁は真壁造板張り



能楽堂






小松天満宮には数年前にも訪れていて社殿は見えているのに道が分からず苦労したことがある
今回、訪れた事さえ忘れ、近くになって見たことのある景色だと思い出した



今回も道に迷い同じ間違いを繰り返した(笑)
駐車場に戻ると地元の老夫婦に声を掛けられた



さらに、境内の竹林を整備していた男性も加わり楽しい時間を過ごした
一人旅は会話する機会もなく、このような時間は貴重で思い出となった



撮影日 令和4年5月18日

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