今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

摩尼宝山 瀧谷寺(福井県坂井市三国町滝谷)

2021年08月09日 | 神社・仏閣
訪問日 令和3年5月29日

摩尼宝山 瀧谷寺(たきだんじ)
H30(2019年)10月、近くにある東尋坊観光の後に立ち寄ったのが最初で再訪したいと思っていた



全景図



拝観料は500円だが、昨年の台風の被害を受け宝物殿拝観不可ということで300円だった



「弘法大師像」 真言宗智山派の寺院



「総門」



その昔、戦国武将の朝倉、柴田をはじめ歴代藩主が祈願のためにこの石畳を歩いたという



「龍頭の水」



この石の中央に手を上げた人の姿(佛かも)が見える



不動明王



鐘楼門(重要文化財)
天正年間に、柴田勝家の寄進によって建立されたと伝えられている



扁額には山号の「摩尼寶山」
貞享4年(1687年)に智積院第七世 瑞応泊如運敝僧正の筆



元禄11年(1698年)の改修
上部が鐘楼堂となっている



両脇に供待を付設しているのも特徴的である



本堂(重要文化財)
南北朝時代の永和元年(1375年)、睿憲上人によって開山された
中世には、戦国大名の朝倉氏や柴田勝家、福井藩主の松平家、丸岡藩主の有馬家ら、歴代領主の祈願所として篤い帰依と保護を受けた



本堂横から入堂する
堂内では住職から、寺の歴史等について簡潔な説明があった



中央正面の瑠璃殿に本尊の「薬師如来(伝、泰澄大師作)」が祀られている



貞享5年(1688年)の改築 寄棟造
間口11間、奥行8間の寄棟造りで江戸時代中期の建造物



観音堂(重要文化財)
室町時代建築、寛文3年(1663年)改修
真言密教の伝承を行う儀礼・伝法灌頂を行ったことから灌頂堂とも称されていた



正面の広縁上部の虹梁の草花文様は全国的にも珍しい形式



本尊は「大聖如意輪觀世音菩薩(秘仏)」



越前地方では、数少ない江戸時代中期の密教系寺院仏堂の遺構



名勝 庭園
江戸時代前期作






石龕開山堂(重要文化財)



石棺の内壁に元亀3年(1572年)作の十三仏の浮彫



築造した堀江氏は後に織田信長と相通じ、信長より「陣取放火」等の禁制状をうけ、兵火からまぬがれることができたという






「大佛」






鎮守堂(重要文化財)



室町時代建築の特徴が木割、構造、手法等によく表れている
木造・柿葺、流造り間口199.8cm、奥行250cm



開山 睿憲上人により安島雄島の三保明神等を祀っている



石庭
9つの石を心字で配し、観世音菩薩の慈悲の心を表している






観音堂前に位置している



観音堂



鐘楼堂



参道を通り駐車場に戻る



撮影 令和3年5月29日

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2 コメント

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2014kurumatabiさん こんにちは!! (tomoko)
2021-08-10 09:55:56
昨年 9月 北陸三十三観音霊場のツアーで 訪れ ブログアップの時
龍谷寺で 検索していて 目に付き
とても綺麗な沢山の写真に 感動して
始めて コメントさせて 頂きました。
もうすぐ 一年が経ちますが つい先日のようにも 感じますが
今回は 五月下旬 2度目の訪問でしたのね。
美しい沢山の写真に 癒されます!!
緑が とても美しい 
返信する
コメントが励みになります (2014kurumatabi)
2021-08-10 19:10:25
瀧谷寺周辺は車旅をしている者にとっては、とても便利な場所で、近くにある日帰り温泉で汗を流し、道の駅で車中泊をしています。
瀧谷寺の参道は趣があってとても印象に残っています。名だたる戦国武将が歩いた道を数100年後に歩くことができるなんてロマンがありますよね。
秋と春、季節によって境内の風景が変わるのもいいですね。私は新緑の季節が好きです。
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