今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

金龍山 天徳院(石川県金沢市小立野4-4-4)

2022年06月30日 | 神社・仏閣
訪問日 令和4年5月17日

金龍山 天徳院(珠姫の寺)
曹洞宗の寺院
元和9年(1623年)加賀藩主前田利常が、24歳で亡くなった正室 珠姫の菩提を弔うために創建した

山門(石川県指定文化財)
元禄6年(1693年)建立の二重門



明和5年(1768年)の火災で主要伽藍を焼失したが山門は難を逃れた



仁王像












正面に見えるのが本堂
本尊:釈迦牟尼仏



珠姫について
珠姫は慶長4年(1599年)江戸幕府第二代将軍徳川秀忠の次女として生まれた。名前は珠子
母は浅井三姉妹三女のお江であり、家康の孫にあたる



前田家では藩祖利家が亡くなり、二代藩主利長が加賀の国へ戻り藩政を治めていた
その間に、前田が徳川を討つという噂が流れ、家康は軍勢を集めて前田を攻めようとした



利長はすぐに国家老を派遣して、前田家が徳川幕府に刃向かう計画は一切無いことを説明
その証として利長の母、お松の方(芳春院)を人質として江戸に送り、代わりに珠姫を利常の嫁として受けることを約束した
慶長6年(1601年)珠姫3歳のとき加賀の国(金沢)へ輿入れ、14歳で結婚、その後10年間に3男5女を育てた
珠姫は利常の妻として、将軍秀忠の娘として前田、徳川両家の融和のために心を尽くしたが、元和8年(1622年)春、夏姫出産後亡くなった



鎮守堂






魚板を通過して本堂に入る(この先は撮影禁止)
からくり人形「珠姫・天徳院物語」は一見の価値あり



前田利長・利常と浅井三姉妹に興味を持っている私にとっては重要な寺となっている



撮影日 令和4年5月17日

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