今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

島根県立古代出雲歴史博物館(島根県出雲市大社町杵築東)

2018年01月12日 | 博物館・美術館・記念館
島根県立古代出雲歴史博物館
疲労が激しく一番近い場所にある、道の駅「あらエッサ」に連泊
雨の朝を迎えた。終日雨の予報だったので移動を中心に美術館か博物館へと
博物館駐車場に着いたが雨が激しく、雨脚が弱まるまで車内で待機する
出雲大社の近くにあるこの博物館、今回が3回目の入館になる

宇豆柱(重要文化財)
平成12年、出雲大社境内遺跡からスギの大木3本を1組にし、直径が約3mにもなる巨大な柱が3カ所で発見された



棟を支える棟持柱で、古くから宇豆柱と呼ばれてきた



柱が発見された場所(模型)



古事記
出雲大社の創建を物語る神話<奈良時代712年成立、明治3年(1870)刊>



出雲大社の創建を物語る神話<奈良時代720年成立、江戸時代(17世紀)刊>



出雲大社模型



平安時代の出雲大社本殿1/10模型






全国有名神社の模型。手前の出雲大社の大きさが際立つ。



出雲大社境内模型(慶長期)



出雲大社境内模型(寛文期)



千木(実物)
神社の大棟の両端に載せたX字状の材。堅魚木とともに神社建築のシンボル。









出雲風土記



青銅器と金色の大刀(国宝)
荒神谷遺跡より出土した国宝を含む銅剣358本・銅矛16本、銅鐸6個、加茂岩倉遺跡より出土した国宝の銅鐸39個が公開されている

展示室に足を踏み入れるといつも圧倒される















この展示室の魅力は自由に写真を撮ることができることだ
この場所で係の人から声を掛けられ説明を受けた



ウミガメが描かれた銅鐸(国宝:弥生時代紀元前2-1世紀)



熱心な説明に普段なら撮らないのだが…






シカが描かれた銅鐸(国宝:弥生時代紀元前2-1世紀)






描かれた弥生絵画(国宝:弥生時代紀元前2-1世紀)



イノシシ、シカ、トンボなどが描かれている






銅鏡(重要文化財)
「卑弥呼の鏡か」の記載があり、俄然興味が湧いてくる。



「景初三年」銘三角縁神獣鏡(神原神社古墳)



馬上の大首長像(上塩冶築山古墳・復元品)



金銅装龍環頭大刀(重要文化財)



係の男性には長時間お世話になった
彼は、この博物館が松江市ではなく、この地に建てたことがすばらしいという
私も同じ思いでいる。最後は埴輪を…背景に写っているのが私である。年代物になってきた



撮影 平成29年10月2日

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4 コメント

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コメントありがとうございます (2014kurumatabi)
2020-10-19 09:39:34
コメントをいただきありがとうございます
今後ともよろしくお願いいたします
返信する
大国主じゃ。 (大国主)
2020-10-19 07:53:27
まさに、これはわしのことです。

倭国王壮一=大国主。

出雲大社の祭神にして、神道の主宰者にして、最高神。

我が国の国王。

(自分で自分のことを言うておる)

貴様、眼科医か??

そうか、そうか、倭国は2013年から王国になっておるので、いやしい平民にも、このように国王の目にとまることがあれば、国王から直接メールが来る。

よい、よい、よいである。

くるしゅうない。

よきにはからえ。

眼科医というしがない平民も、ことごとく心得よ。

出雲の首長=大国主様から、連絡があったと、一族郎党に申し伝えよ。

ごくろうである。
返信する
卑弥呼だったら… (2014kurumatabi)
2018-01-12 21:28:16
いつもありがとうございます。
古事記に限らず昔の人が書いた文字は感動するほど美しい文字だと感心しています。日本人が「読み・書き・そろばん」を大切にしてきた理由もわかるような気がします。
私などはワープロ・パソコンという経緯はありますが、間違いなく機械に頼って今日まできています。
展示物の銅剣は同じ場所から綺麗に並べられて出てきたそうです。その美しさと数の多さに毎回圧倒されています。いつか、発掘現場に行ってみたいと思っています。
卑弥呼のものだったらいいなという銅鏡は、それだけで価値が高まっていると思います。鏡面は裏側になりますが、自分の姿を写し見ていたのか、神社にある鏡のように神事で使っていたのか、想像するだけで楽しいですね。
出雲大社の模型は発見された柱や残された資料から想像したものです。それにしても凄いですね。模型ではなく再現してもらいたいものです。
出雲駅伝は出雲大社の鳥居があるばしょなので、博物館からも近いですよ。次回は津和野です。
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美しい文字 (@ OTETSUDAI)
2018-01-12 20:31:46
古事記の文字は見事ですね。下の写真の神話よりも素晴らしい文字とだだ見惚れてしまいます。これだけの字を書くには余程の時間と神経を使って丁寧に書いたのでしょう。丁寧に書いてもこれだけの綺麗な文字を書くのは難しいでしょう。
私は字が(も)下手なので昔からタイプライターから始まってワープロ、そして今はPCのワープロソフトで資料を作ったりしています。下手なので人前に字は出せません。昔まだワープロなどが無かった頃、賀状は手書きでした。下手なら丁寧に書けばいいのに乱暴に書いて投函…ある学生が「お母さんが私に小学生から年賀状が来ているよ、といわれて見たら先生でした」と。
板書は使命です。「アレは何て書いてある字ですか?」と。「前後から判断しろ」と逃げました。
銅剣は凄いですね。よくこれだけのものを保管しているものと感心します。
銅鏡には驚きです。卑弥呼もこれで自分の顔を見たのでしょうか。「私は美しい!」と。これなら川面か盥に水を張った方が良いような気がするのですが「持っている」という自尊心があったのでしょうか…
出雲大社の模型は素晴らしいです。階段の段数も当然同じなのでしょう。まるでスキージャンプのランディングバーンを見ているような気がします。
出雲駅伝のスタート地点ですか…
関東は今日も最高の天気で最低の気温でした。車を洗わずに済む今冬です。ありがとうございました。
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