命の脈動 武石英孝 展
現職時代に同僚だった武石氏の個展を紹介している
展示されている絵画のほとんどが日展や道展の受賞作品で、多くの人に市立小樽美術館に足を運んでもらいたい
「② 祖父の年輪」
*印で始まる文章は展示室の説明文から抜粋したもの
*武石は結婚後、妻の実家のある岩見沢に居を構えた。岩見沢に住む妻の祖父は好奇心旺盛でユーモアがあり、努力家
祖父から話しを聞くうちに、描き留めておきたいと思うようになった
祖父をモデルにした制作がスタート。101歳で無くなるまで連作の数々が生み出された
4 「休 息」 2002年 第77回道展・会友賞
*自宅の庭先にある葡萄棚の前で、ポーズを取る祖父を描いている。暑い夏の日によそ行き顔で座る祖父
好きなタバコを持ってもらうと表情が和らいだ
*以前飼っていたと聞いた白い雑種犬を同じ画面に描こうと思いつき、同じような犬を参考にしながら配置した
完成作を見た祖父は、かつて家族同然だったあの犬が蘇ったととても驚き喜んだという
武石は「休息」により道展会友賞を受賞し同会会員となった
照明の関係で斜めから撮ってみた
この絵を最初に観たとき、タイトルは「休息」だが、祖父と犬に何故か動きを感じていた
私の好きな写真家の土門拳が撮った仏像が動き出すといったような感じだ(褒めすぎたかな…)
視線の方向に何か強い意志をもって立ち上がり、歩み出そうとしている(違ったらどうしよう…)
5 「刻」 2003年 第78回道展・会員推挙
照明が絵の具に当たりゴミが浮いたよう白く光って写ってしまった
武石氏には大変申し訳なく思っている。実際には威厳ある祖父の姿が描かれた作品である
私のブログのタイトルは「今、出発の刻(たびだちのとき)」である
「刻」は、人生の終わりを十分意識した文字として選んだ。絵のタイトルに何故「刻」とつけたのか尋ねてみたい
6 「午 睡」 2003年
私も数年後には車による旅もできなくなり、午後には気力も体力なくなり、眠りについてしまうのだろうなとつい想像してしまう
以前、武石氏に面白い爺さんの話を聞いたことがある
その話しの爺さんと祖父が同一人物なら親近感を覚える(笑える話しだったので…)
7 「ひととき」 2006年 第81回道展
*祖父をモデルに合計9点の100号作品を描き、道展、光風会、日展に出品している
*祖父の周辺を取り囲むモチーフは、現実をそのまま写生したものではなく、武石が絵画のために構成し創作した空間である
武石英孝(たけいしひでたか)
*1958年小樽市生まれ。北海道教育大学札幌分校特別教科教員養成課程美術工芸科卒業
現在は道展会員、光風会会員、日本美術家連盟会員
私の知っている武石氏は、黒板にチョークで描かれた方だ
仕事では7年間のつきあいであったが、現在も年に数回杯を交わしている
市立小樽美術館 2F:企画展示室 3月11日~5月31日 開館時間 9:30-17:00
観覧料:一般 300円 高校生・市内高齢者 150円 中学生以下 無料
撮影 平成30年3月14日
現職時代に同僚だった武石氏の個展を紹介している
展示されている絵画のほとんどが日展や道展の受賞作品で、多くの人に市立小樽美術館に足を運んでもらいたい
「② 祖父の年輪」
*印で始まる文章は展示室の説明文から抜粋したもの
*武石は結婚後、妻の実家のある岩見沢に居を構えた。岩見沢に住む妻の祖父は好奇心旺盛でユーモアがあり、努力家
祖父から話しを聞くうちに、描き留めておきたいと思うようになった
祖父をモデルにした制作がスタート。101歳で無くなるまで連作の数々が生み出された
4 「休 息」 2002年 第77回道展・会友賞
*自宅の庭先にある葡萄棚の前で、ポーズを取る祖父を描いている。暑い夏の日によそ行き顔で座る祖父
好きなタバコを持ってもらうと表情が和らいだ
*以前飼っていたと聞いた白い雑種犬を同じ画面に描こうと思いつき、同じような犬を参考にしながら配置した
完成作を見た祖父は、かつて家族同然だったあの犬が蘇ったととても驚き喜んだという
武石は「休息」により道展会友賞を受賞し同会会員となった
照明の関係で斜めから撮ってみた
この絵を最初に観たとき、タイトルは「休息」だが、祖父と犬に何故か動きを感じていた
私の好きな写真家の土門拳が撮った仏像が動き出すといったような感じだ(褒めすぎたかな…)
視線の方向に何か強い意志をもって立ち上がり、歩み出そうとしている(違ったらどうしよう…)
5 「刻」 2003年 第78回道展・会員推挙
照明が絵の具に当たりゴミが浮いたよう白く光って写ってしまった
武石氏には大変申し訳なく思っている。実際には威厳ある祖父の姿が描かれた作品である
私のブログのタイトルは「今、出発の刻(たびだちのとき)」である
「刻」は、人生の終わりを十分意識した文字として選んだ。絵のタイトルに何故「刻」とつけたのか尋ねてみたい
6 「午 睡」 2003年
私も数年後には車による旅もできなくなり、午後には気力も体力なくなり、眠りについてしまうのだろうなとつい想像してしまう
以前、武石氏に面白い爺さんの話を聞いたことがある
その話しの爺さんと祖父が同一人物なら親近感を覚える(笑える話しだったので…)
7 「ひととき」 2006年 第81回道展
*祖父をモデルに合計9点の100号作品を描き、道展、光風会、日展に出品している
*祖父の周辺を取り囲むモチーフは、現実をそのまま写生したものではなく、武石が絵画のために構成し創作した空間である
武石英孝(たけいしひでたか)
*1958年小樽市生まれ。北海道教育大学札幌分校特別教科教員養成課程美術工芸科卒業
現在は道展会員、光風会会員、日本美術家連盟会員
私の知っている武石氏は、黒板にチョークで描かれた方だ
仕事では7年間のつきあいであったが、現在も年に数回杯を交わしている
市立小樽美術館 2F:企画展示室 3月11日~5月31日 開館時間 9:30-17:00
観覧料:一般 300円 高校生・市内高齢者 150円 中学生以下 無料
撮影 平成30年3月14日
「休息」というテーマの絵。表情がとても穏やかでいいですね。しばしの時間は「ポーズ」を取ってくれていたのでしょう。私の父なら「早くしろッ」と急かすタイプだからモデルには適しません。とにかくお顔の表情が豊かであり穏やかで、今までの人生をゆっくりと回顧しているかのような感じがします。
「刻」を調べましたら幾つもの意味が出て来ました。この「肖像画」的絵は、「忘れないように、よく覚えこむ」と私は解釈しました。きっと武石先生はお父上様のお姿を忘れないように、曲解しないように「刻」と付けたのかなーと勝手な想像です・お顔の皺などが写真のように感じます。
「午睡」…テーマもいいですね。家人の父が「年寄りは汚いから嫌われる・だからいつも綺麗にしていなければ」と身を飾っていたそうです。武石先生のお父様も綺麗な膝掛けに半纏のお姿。ブログで写真を見せていただいておりますが、絵は写真のようです。
「ひととき」という武石先生の想像画とも言うのでしょうか。誇張もなく思った通りを描いた作品とお見受けしました。全て画素晴らしいです。
イーゼルの絵の具を焼酎で溶かした(?)ということはないでしょうネ。大変失礼なことを記しました。呑み友達と目にしたもので…
101歳は大往生ですね。私にも絵の才能があれば筆を持ってみたいです。日本語も「文字」になっていないくらいバランス能力がない駄目男です。
○坂君のエピソード、先日記しました。未だ未だありますがここに記すことは出来ませんので機会が巡ってくることを楽しみにしています。ありがとうございました。
「祖父の年輪」のモデルは奥様のお爺さまのようです。
生き方が顔に出ている素晴らしい作品だと思います。
「刻」について調べていただきありがとうございます。自分のブログのタイトルも自分なりに考えたものなので気になっていました。
ご希望の若い女性の作品ですが、明後日の発信になりそうです。作品リストの順番に発信していますので申し訳ありません。