今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

命の脈動 武石英孝 展  その4(市立小樽美術館:北海道小樽市色内1丁目)

2018年03月18日 | 博物館・美術館・記念館
命の脈動 武石英孝 展

「④残したい風景」
*印で始まる文章は展示室の説明文から抜粋したもの
*武石といえば人物像、女性像に定評がある
 風景に着手したのは今まで挑戦していない何かを描きたくなったからだという

17 「楼閣」 2015年 道展90周年企画展
*90周年道展企画展には、小樽オタモイ海岸の龍宮閣に題材とした「楼閣」を出品した
 昭和初期、オタモイの絶壁に沿って建てられた高級料亭、龍宮閣に着想をえたものだ



*1952年の大火で焼失するまで20年に満たない短い営業時間だが、その華やかさは今も語り継がれる
 武石が幼い頃、オタモイに遊びに行くと、焼失した龍宮閣の土台コンクリートがあった
 本作はその記憶をたどっての制作だった。色彩は武石の想像による



18「鎮守の杜」 2012年 
*鎮守の杜は岩見沢の自宅近くにある神社の森を描いた



この絵を見たとき、秋田県にかほ市にある「九十九島」の風景を思い出した
芭蕉が訪れた北限の地である



19「木 陰」 2013年 
50.0×72.7 作品が小さくなる。照明がガラスに反射して絵に縦線が入ったり、全体にくすんでしまった



20「地球岬2」 2015年 
100メートル前後の断崖絶壁が連なり、快晴の日には展望台から太平洋を一望できるという
この絵を観て行ってみたいと思った



21「積丹岬」 2013年 
2年前に積丹半島の岬巡りをしたことがある
そのなかでも、シャコタンブルーと呼ばれる、この積丹岬は本当に美しいところだった



市立小樽美術館 2F:企画展示室 3月11日~5月31日 開館時間 9:30-17:00
観覧料:一般 300円 高校生・市内高齢者 150円 中学生以下 無料

撮影 平成30年3月14日

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2 コメント

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美しいの一言です。 (@ OTETSUDAI)
2018-03-18 14:04:22
今コメントのラストで前日のブログに移ったら全て消えてしまいました。同じ事をコメントをしています。
「桜閣」は中華風とでも言うのでしょうか、素晴らしい建物を描いていますね。あの断崖絶壁に建てた時は工事も慎重だったろうなと。
かつて、小樽の高台の海辺に美しいホテルがありましたので、馴染みの業者に依頼したら「昔あそこはツ○込みホテルだったから薦めません」と他のホテルを斡旋してくれました。昔どうあろうが今泊まりたいのにと不満が募りました。業者と余り仲良くなり過ぎると良くないなと痛感しました。
「鎮守の森」…岩見沢にこのような処があったのですね。出張で何度も行きましたが、大体毎年決まった処ばかりでした。「時は金なり」「善は急げ」ではありませんが時間しに縛られていたのでジックリその地を味わう暇がなかった事を後悔します。高速道ではあのあたりは風が強いのは何故でしょう…。
「木陰」。懐かしい校舎のような感じを受けます。2013年の作品ですから未だこのような校舎か建物があったのでしょうか。樹木とのバランスが素晴らしいですね(絵は良く分からないのにスミマセン)。
「地球岬」、父が室蘭に赴任している時に複数回両親と姉を載せて行ったことがあります(私は室蘭生まれ)。とても綺麗な処と意識しています。あの当時は未だ若かったから、ただ綺麗としか目に映らなかったかも知れません。ブルーバードのセダン、ベンチシートの運転席にコラムシフト。始めて買った中古車(30万円は今思えば高かったなと。6号線を走って行った道程、高速道のない時代です)で行きました。ブログに関係ないことで失礼しました。
「積丹島」、先日国会で名前を間違えてやじられていましたね。起伏の美しい処ですね。私も行って見たいです。
昨年は「鴻之舞に行きたい」と言う願望で行きましたら友人が車を出し連れて行ってくれました。今年は車で行くかどうしようかと思案中、これも楽しいです。
私は高体連の大会や勤務してからの出張で道内の殆どを廻ったつもりでしたが、結局は毎年同じ場所ばかりだったりで未だ未だ何年かかっても行けない処が多々あることが分かりました。無知な人間です。KURUMATABI さんの台にフルサト・すすき野も殆ど行ったことがない人間です。
昨夜「武石先生」を検索したら2500件もの絵画が出て来ました。学生時代から現在(還暦)の歳に至るまで凄い「勢力=精力」で描いたのだなと感心させられました。素晴らしい絵画を写真にしてみせてくれたことに感謝します。
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懐かしい風景 (2014kurumatabi)
2018-03-19 10:56:59
いつもありがとうございます。
故郷北海道の懐かしい風景を思い出されたことでしょう。年齢が増すと昔が懐かしくなり、私も昨年は根室にまで車で走ってしまいました。
室蘭でお生まれことは知りませんでした。地球岬は近くを車で走った程度で、絵をみて行ってみたくなりました。風景に興味がない私でしたが、最近はブログのネタ探しに時々出かけることがあります。
積丹岬はニッカ蒸留所へ出かけるついでに行ってきました。天気も良くきれいな海の色を堪能しました。岬までの約1kmの距離も忘れるほどでした。
コメントの返事が遅れて申し訳ありません。ススキノに出かけていました。最後は友人の経営している店に。昨年末より体調不良が続きしばらくぶりの再会となりました。顔を見た瞬間「安否確認か」といわれ大笑い。閉店の1時すぎまで楽しい時間でした。
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