今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

学晶山 榮山寺(奈良県五條市小島町)

2020年11月19日 | 神社・仏閣
訪問日 令和2年9月22日

学晶山 榮山寺
道路地図を眺めずっと気になっていた寺である
開門の1時間前に到着。狭い駐車場で車内の整理をしながら待っていた
受付所には10分前に、開門の時間になっても人の気配がない……

梵鐘(国宝)
いきなり国宝の梵鐘の収蔵庫が目の前に、残念ながら梵鐘は見えない
京都の神護寺、宇治の平等院の鐘と共に「平安三絶の鐘」として知られている






七重石塔(重要文化財)






塔之堂<大日堂>(重要文化財)
大日如来像を安置



扉の中央にレンズが入る程の空間がある



堂内の様子



少し歩くと本堂らしき建物が見えてくる



本堂<薬師堂>(重要文化財)
養老3年(719年)に藤原不比等の長男 藤原武智麻呂が菩提寺として創建したと伝えられる
天文22年(1553年)の再建



山号「學晶山 」の扁額
堂内の拝観はできなかった



本尊の木造薬師如来坐像(重文)、脇侍の日光菩薩、月光菩薩、十二神将(重文)が安置されている






石燈籠(重要文化財)












八角円堂(国宝)
天平宝字(757年-765年)の建立と推定






藤原武智麻呂の菩提を弔うために子の仲麻呂が建立したと伝えられる本瓦葺の八角形の建物



内陣の柱や天蓋には壁画が施されているなど天平建築の中でも法隆寺夢殿と並ぶ貴重な遺構である






年2回の特別開帳期間時に八角円堂内の特別拝観ができる



寂しいかな拝観者は私一人だった。受付所に誰も居ない理由が分かったような気がする






駐車場に戻る。整理された車内を見ると、決して無駄な待ち時間ではなかった(笑)



撮影 令和2年9月22日

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