今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

雲龍山 勝興寺(富山県高岡市伏木古国府)

2019年02月27日 | 神社・仏閣
雲龍山 勝興寺
高岡=瑞龍寺との思いがあったので、勝興寺の存在を知った時には驚いた
境内の建物の12棟が重要文化財に指定されている
現在、その全てが保存修理を23年をかけて行われ、2020年が完成予定である



唐門(重要文化財)
明和6年(1769年)建立。明治26年(1893年)京都・興正寺より移建された
間口6mの四脚門、屋根は檜皮葺き唐破風付



ここでも作業員が入口付近で仕事をしていたので唐破風の屋根を撮る






扁額には山号の「雲龍山」






手水舎
屋根の瓦が落下しないようにネットで防御している
本堂以外の建物は修理のために覆われて目視することはできないが、傷み具合が理解できるような気がした






浄聖平和塔



「天から降った石」は七不思議の一つ



本堂(重要文化財)
寛政7年(1795年)建立。間口39.3m、奥行き37.4m、高さ23.5mの大きな建造物
全国の国宝・重要文化財の建造物の中で8番目に大きい床面積をもつ






「実ならずの銀杏」も七不思議の一つ






本堂から唐門を見る



堂内に入る。作業員が忙しそうに動き回っている



扁額には「殊勝請願興行寺」
永正14年(1517年)寺号を本山に申請したところ、佐渡にあって廃絶していた順徳上皇勅願所「殊勝請願 興行寺」を再興相続して、「勝興寺」と称することを認められた






本尊は阿弥陀如来



壱萬人の佛(分骨納骨)を漆と石灰を交ぜ、練り上げて制作された。



梅鉢紋蒔絵女乗物(富山県指定文化財)



洛中洛外図屏風(重文のレプリカ)






奥書院
壁と金具に金箔を貼るので「金之間」と呼ばれている。住職がプライベートな客を迎える御殿と考えられていた



錺(かざり)金具






書院






台所
文久3年(1863年)建立



井戸は水を扱うことから、床上に設けられるのは珍しい



井戸を覗いてみる。田舎育ちの私は幼い頃から井戸に対する恐怖心があった



大広間及び式台
江戸時代初期建立。大広間は128畳敷









「上段の間」












屋内の迷路のような廊下を歩いていると、どこの建物にいるのかわからなくなる
「御内仏」の天井画だと思うが定かではない






本堂へ戻る

本堂は勝興寺住職より還俗して、加賀藩主第11代を継いだ前田治脩の支援を受け、西本願寺の阿弥陀堂を模して寛政7年(1795年)に建立された



「梵鐘」



鐘楼



東京五輪の年に完成するとのことなので、その後に訪れてみたい



撮影 平成30年10月18日

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