蔵のまち、喜多方から、
初夏の陽気でした、風も無くて、街なかは木々の緑が日 一日と濃くなってきました。
昨日はレンガ造りの蔵を観てもらいました。
本日は珍しいレンガ造りのお寺の塀です。大きな物では有りませんが非常に珍しい建造物です。
市内岩月町・中田付のお寺です。三津谷の登り窯のすぐ近くに在るので初期の登り窯で焼成されたレンガを使用したものと思われます、門柱に明治三十三年の刻があります。
ご覧の様に素焼きで、未だ釉薬を施していません。屋根は何度が修理した跡があり、
レンガ一枚、一枚が焼き色が違っています。百十年前のレンガでしょうか。
レンガの積み方がフランス積み、・・・正しくはフランドル積みと言うそうですが・・・フランドルはベルギーからフランス東北部の地名で日本では明治期にフランス積みと誤訳されたと書いてある文献もあります。
レンガ師は誰が積んだものでしょうか?田中又一以前のレンガ工だと思います、田中はイギリス積みが殆んどです。イギリス積みの方もオランダ積みと言う人も居ます。
由緒あるお寺の様ですが、現在は無住です。石灯篭に宝永何年と刻してありました。300年前です。
本日もレンガ造りの蔵をご覧下さい。
市内一番のレンガ巨大蔵です。
上三宮町に在ります、窓が6ヶ所でなくて5ヶ所なのです。
比較的新しい建造物です、屋根が二重屋根・置屋根です。
そしてこれは、石蔵です、米蔵に多く使用されました。
レンガ造りの蔵も、同じ造りの蔵は殆んど無いようで市内には100棟以上のレンガ蔵が在ると言われています。