蔵のまち、喜多方から、
曇り空の一日でしたが先ほどから弱い雨が降り出しました。日中は雨は降りませんでした。
明日の予報も曇り空です。先日の美蔵紀行「近代化産業遺産 喜多方の煉瓦蔵群」をあるく
先日は主に市内の煉瓦蔵を巡りましたが、喜多方市にはまだまだ多くの煉瓦蔵が存在します。
以前に紹介してありますが、煉瓦蛇腹の話を聞いたので再度訪れて見ました。煉瓦蔵を見る目が変わってきました。
近代化産業遺産の山都駅 油庫 です。説明版に明治42年に、当時使用されていたランプの油保管庫として建設されました。
100年を過ぎてます、建物の構造は煉瓦造であり、段ごとに煉瓦の小口、長手面が交互に現れるイギリス積みという方法で積み上げられ、
入り口部分をアーチ状にしています。 と記してあります。スケールを持って行って測ってきました。
メートル法で建てられたのか煉瓦の長さ、幅で決まったのか、建物の長さが4Mです。幅は3,1Mでした。
個々の煉瓦の寸法は220mm×110mm×55mmです。現在の寸法とは多少違うと思います。側壁屋根分まで煉瓦が約45段
ご覧の様に白い目地がはっきりと見え煉瓦も規則正しく積んであります、四隅の柱部が幾らかはみだしていて285mmでした。
建物は小さいのですが、屋根部の煉瓦蛇腹が手が込んでいてきれいに積んでありました。段々と専門的になってきましたが
柱部の煉瓦の色と壁の色が違います。柱は釉薬が効いていて固い丈夫な煉瓦、壁面は明るい色です。
JR 磐越西線 山都駅 ホームに在ります、歴史を刻む貴重な煉瓦蔵です。
市内にある貴重な煉瓦厠蔵です、個人の屋敷の中に在るので非公開です。この蔵も煉瓦蛇腹です。
煉瓦の蔵は市内の至るところに在ります、同じ造りの蔵は確かに少ないようです。今回は煉瓦蛇腹を紹介しましたが
煉瓦蔵でも、建造年代が新しくなると屋根の庇部は白漆喰のくり蛇腹や・切立じゃばらが多くなってきます。
機会をみて再度煉瓦蔵を紹介します ご期待ください。