





蔵のまち喜多方から
先日、復元慧日寺、金堂について投稿しましたが、
昨日の民報新聞にも宝再発見、会津仏教文化発祥の地として磐梯町の
慧日寺史料館長さんの文章が載っています、資料館や金堂は3月31日まで
冬季休館です。
数年前ですが、十年経ったでしょうか、新宮熊野神社「長床」に於いて
琵琶曲 会津平家物語が 演奏されました 作 福岡 九州男
恵日寺に咲く慈悲の花(徳一大師の生涯)
長い物語ですが、序文 最初のページを紹介します
法衣の袖をたくし上げ 頭を頭巾に覆いたり
素足に草履の紐結び その背に負いし笈重く
口に経文唱えつつ 手に錫杖を持ち
その頸に懸けし袋ただ一つ 念珠の紐は紫紺なり
築波を超えて八溝山 川瀬の音を聞きながら
越後街道を独り行く僧都 名を徳一と言う
恵美押勝の忘れ形見にて 奈良興福寺に門籍を置く
これより会津蛭川の荘 めざして旅しあり
七折峠越え束松のこの辺リ 会津野の阿賀川畔に立ちてより
杉の木立の恵隆廃寺訪れて その内陣なりし所にぞ
背中の笈下し その扉開け 本尊薬師尊像を開帳す
その御姿は端正にして笑み給う 徳一 その前に端座して
経文を高く唱ずれば その傍らに何時来たりしか知らねども
老いたる翁と媼ざして在り 共に並びて合掌し
小さき声にて経文口ずさむ 何れより来る人にや誰知らず
・・・
本日の画像はJR磐越西線 磐梯町のホームから写したものです
慧日寺をイメージした建物です、磐梯山の麓、この郷に1200年前
平安時代に法相宗の高僧 徳一 トクイツ・によって慧日寺が建立されました、
来年1月には金堂に収められる薬師如来坐像の復元作業が始ります。