小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

叱りはじめてから,30分経過

2010-07-03 14:24:49 | 学級生活の攻略法

子どもの叱り方を考えたら,本当にたくさんのことが浮かんできました。

「どう叱ればいいか」

これは絶対に一言では言えません。

1パターンな叱り方で,すべての子どもに,すべての出来事にうまくいくなんてことはないでしょう。

「こういう子には,こう叱った方がいいのではないか」

「ああいう場合には,ああ叱った方がいいのではないか」

それらが,これまでに多くの子を叱った経験とともに,頭に浮かんできます。

当り前のことだけど,やはりできるなら子どもを叱りたくはないものです。

子どもは落ち込みます。

先生も落ち込みます。

体力もつかうし,頭もつかうし,気もつかうし…

けど,叱らなくてはいけない。そんな役割が先生にはあります。

叱る側,叱られる側の双方のことを考えると,とりあえず共通して言えることは

短く,端的に叱る!

ということがのぞましいでしょう。

叱ることの基本のように思います。

ときに,叱るのがながーーーい先生もいます。

ずーーーーーっと先生が怒鳴ったり,くどくどと説いたり,同じことを繰り返したり,しています。

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叱られている子どもはどんな気持ちでしょうか。

思うに,こういう叱り方をする先生は,子どもを叱るというより,自分が納得いくために長い時間をかけているようにさえ感じます。

叱り出すと長い先生は,子どもたちからは,どうしても嫌がられてしまいますよね。

短く・端的に叱りたい。それは

1.言葉とは,少ない方が分かりやすい

2.楽しい話題ではないのだから,時間をかけたくない

3.そういったことにエネルギーも余計に使いたくない

4.ある子を叱っている間に,クラスの他の子の活動を停止させすぎてはいけない

5.「叱る」ということは「本気」の行為だから,それにこめる熱意や集中力は短時間しか継続できないはず

ということが,相方に言えるでしょう。

叱り方がうまい先生は,短い時間の中で,端的な言葉で,ズバッと叱ります。

子どもの心に届く叱り方をします。

そして「はい!おしまい!顔を洗っておいで!」

と気持ちよく切り替えます。

そんな叱り方には,子どもたちも共感をし,反省もしやすいものでしょう。