みなさま,3連休はいかがおすごしですか?
いよいよ1学期も終わり,夏休みに入りますね。
「いつも夏休みをめざして仕事をしてるの!」という先輩先生の格言も聞いたことがあります。(笑)
本校でも残すは終業式1日のみ。
さて
クラスにたろうくんというやんちゃものがいたとします。
元気でパワフルというだけでなく,友だちとのけんかも絶えません。
今日も,ゆうきくんとけんかをしてしまいました。
今日のは厄介なことに,たろうくんがゆうきくんにけがをさせてしまいました。
先生は,二人を呼び出し,厳しい指導をしました。
特に,相手にけがをさせてしまったたろうくんは,こっぴどく叱りました。
たろうくんも,どうやら反省し,目には涙も浮かべています。
明日から,少しは態度を改めてくれるかな…
次の日。
ともみさん「せんせい~!たろうくんが,さとしくんを泣かしちゃった!」
せんせい「・・・・(たろうめ!)」
今日は,さすがに保護者に連絡です。
(昨日もあれほど言ったのに,たろうときたら…!)
さあ,保護者になんと伝えましょうか。
「おうちでも言って聞かせてください!」と,強い口調で言ってやりましょうか。
いえいえ,
学校で起きたトラブルに関しては,すべて先生が責任を負う姿勢をもつ!
だから,電話連絡では
「昨日もけんかがあった際にできるだけの指導をしたつもりでしたが,今日も同じようなことが起きてしまいました。私の指導が行き届かず,大変申し訳ありません。」
と伝えたいですね。
学校で起きてしまった,起こさせてしまったトラブルについては,現場監督責任者である先生が責任をとるべきだということです。
その子のせいではありません。
その子の親のせいでもありません。
先生の力不足。
そう認識するべきではないでしょうか。
実際はそれだけではないこともあるかもしれませんが,少なくとも先生は,そういう認識をもっておきたいです。
そういう先生こそ頼りになるし,次のトラブルを食い止める力を持てる人だと思います。
そういう信頼感は,保護者にも,子どもにも伝わるものです。
そして,それが伝わったら,「お願いします」なんて言わなくても,保護者の方も先生の努力に協力的になってくれるのではないでしょうか。
もし,先生が
(たろうくんがトラブルばかり起こすのは,その子の人間性が問題だからだ。それは家庭でのしつけによるものだ。)
という考え方をしてしまっていたら,きっと,保護者への電話の内容も変わってくるでしょう。
頼りない先生だと,受け取られても仕方ありません。