1学期の終業式が終わり,無事に夏休みがスタートしました!
いや~ 待ってました!この日を!
今日は,初めて通知表をもらう1年生の子たちを,みんな高い高いをしてあげました。
「1学期,よくがんばったね!夏休みも元気でね!」
さて
子どもたちを校門で見送っていると,この日に必ず見かける「笑えちゃう光景」を,今年も目にしました。
2年生の女の子でした。
まず,両手で引き出しを持ち,その中には算数セットとうわぐつ,体育館シューズなどもろもろ。
それらを持ったままの右手で鍵盤ハーモニカと忘れていた傘。
一方の左手で鉢の支柱と,図工の作品「箱のロボット」
それらを運ぶその子の顔はもう必死です。
背中をぐっとそらせて,がんばって運ぶのですが,あまりに量が多すぎて,ぽろぽろと一つずつ落としてしまいます。
がんばって一つ拾うと,また別の一つを落としてしまいます。
それを何度か繰り返して
「もう無理」
天を仰いでいました(笑)
遠くから笑っているだけではかわそうでしたので,近寄って手助けをしてあげました。
なんとか荷物をまとめて,手で持てるようにすると「ありがとうございます」と,また歯を食いしばって歩き始めました。
「荷物は早めに持ち帰りなさい」子どもたちに言いはするのですが,この時期,いつも思います。
単に「早目に持ち帰る」でなく,「いつ何を持ち帰る」をはっきりとする!
その方が親切ですね。
「早めに持ち帰りなさい」という言葉かけで,しっかりした子は,先を見通して,計算して,計画的に荷物を持ち帰るのでしょうが,それができない子も多いですよね。
特に低学年は,「あと何日で終業式」「持ち帰らないといけない荷物の量があとどれだけ」なんてことはイメージができません。
だから,先生が決めましょう。
「今日は絵の具を持ち帰りなさい」
「明日は図工の作品を持ち帰ります。袋を持っておいで」
「今週のうちに,アサガオの鉢をおうちの人に取りに来てもらいましょう」
その指示をだしたら,それはクラス全員に例外なく実行させます。
「えぇ~!先生,明日でいい?」
には,断固「だめ!今日持って帰るの!」と,譲りません。
その日はつらくても,後の方になって,ひいひい言いながらまとめて持って帰っている友だちを見ると,その子も「あぁ,先生に言われて早めに持って帰ってよかったぁ」って,思うものです。
終業式の2週間前ぐらいから,天気がいい日,子どもたちの荷物が少ない日を見計らって,「今日はこれを持ち帰る!」の指示を出してあげましょう。
そうして,終業式の日はできるだけ身軽に帰らせてあげましょう。