先生と子どもとは言え、人と人との付き合いです。
常に先生が正しくて、先生が子どもを正してばかりとは限りません。
明らかに先生が悪いときもあります。
「悪い」というか、ミスをしたり、間違ってしまったり、ということです。
私も経験があります。
例えば
・時間割の準備を伝えそびれた
・会議が長引き、先生が授業開始に遅れてしまった
・間違った漢字を黒板で使っていた
・どうしても時間がなく、宿題のチェックがおろそかになった
・専科の先生との打ち合わせが不十分で、時間割が間違っていた
・ふとした瞬間に、子どもを傷つける発言をしてしまった
これらは、明らかに先生に反省すべき点があります。
しかも、よく、と言えるかは分かりませんが、先生にはありがちなことです。
だから、肝心なのはそのあとに先生がどんなふうに出るかでしょう。
まずは、
先生も、子どもにしっかりと謝る!
これができる先生と、できない先生といるんじゃないかと思います。
「先生が悪かったです。みなさん、ごめんなさい。」
はっきりと、こんなストレートな謝罪を子どもにできるか。
高慢な先生には口にできない言葉でしょう。
ごまかそうとする先生は言葉を濁すでしょう。
私も以前は、子どもに謝ることが自分の傷口を開いてみせるような感じがして、率直にできなかったように思います。
未熟なだけに、その未熟さを隠そうとしていたんだと思います。
自分のミスも、なんだかんだ言い訳をしたりして。
でもこれはそういうことじゃなくて、やっぱり人柄なんですね。
先生が、子どもに頭を下げる。
それをなんの躊躇もなく、心からできる先生って、やっぱり立派な人です。
そういうことって、純粋な子どもたちにはまっすぐに伝わります。
誤ったときに、子どもたちはすぐに
「先生いいよ!」
って言ってくれるものです。