夏休みは,唯一先生にまとまったゆとりのある時間を当たられる時期です。
春休みや冬休みは,子どもにとっては長期休業ですが,先生たちはやることがいっぱいで,休みという感じはあまりありません。
この夏休みは,もちろん学校の仕事もすることはたくさんありますが,それ以外のことに自分の時間を使うことができる貴重なときです。
そういうときが一年に一回来るわけです。
「夏休みは,溜まった疲れをとるためにゆっくりしよ~」
も,おおいに結構なのですが,それに加えて
一夏休みに,一テーマを掲げて研修を積む!
ようにするといいですね。
何か一つ,自分で「これを勉強してみよう」と決めて,それについての研修に取り組みます。
テーマに迷った時は,校外研修の公文やチラシを眺めてみるといいですね。
短期研修などは,様々なテーマの研修が一覧になっていて,そこから興味のあるものを選ぶことができます。
「今年はこれをしてみよう」と決めたら,それに関する校外研修に2・3個参加してみる。
それだけでなく,書籍を購入したり学校に保管してある関連文書を集めてみたりする。
校内の担当の先生に「・・・について勉強してみたいんですけど」なんて声をかければ,気のいい先生ならいろいろと教えてくれることも。
そして,できれば,小さなものでもいいので夏休みの終わりには論文の一つでもまとめてみる。
毎年必ずやってくる夏休みにこういうふうにして一研修を積んでいけば,10年間で10個の「なんちゃって専門」になれます。
もし,なかなか気が進まなかったり,どんな研修をしようか決まらないときは,同僚の仲のいい先生と一緒にするのもいいでしょう。
夏休みですから,楽しみながらやらないと!