夏の醍醐味,水泳学習。
夏休みを前に,我がクラスはみごとに水泳25m完泳を達成できました!
みんな,おめでとう!
最後の一人の男の子が泳げた瞬間の,あのクラスみんなの喜びようは,たまらないものがありますね。
みんなでその子のところに飛び込んで,「やったー!!」の嵐です。
一年の中でも,クラスみんなで感動を共有できるあんな瞬間って,1度あるかないかでしょう。
その子は,普段は宿題はペラペラとしかしない子なんですか,その日だけは2ページにわたる日記を書いてきました。(笑)
「死ぬほどうれしかったです」という言葉が印象的でした。
いやいや,とてもすばらしい水泳学習になりました。
ちなみに,来週はもちろん「水泳おめでとうパーティー」です。
クラス30名超。
6月に水泳がスタートした時点で,25mを泳げるという子は,10名ちょいでした。
その数字の少なさにも正直驚きましたが,それを受けて,この5年生ではなんとか全員の泳力を高めなくてはと思いました。
さて,どうやって全員が25mを泳げるようになったのか。
めずらしくシリーズで書いてみます。
1回目の今回。
まずは
妥当な目標を掲げる!
ことから始まると思います。
この25mは,水泳で言うと一つの目安であり,それを泳げるかどうかで子どもの泳力を判断してしまいそうですが,これは単なるプールのサイズです。
もし「クラス全員で水泳に関する目標を掲げる」となれば,必ずしも25mが目標になるわけではないのです。
泳力の高い学級であれば30m,40m,50mとしてもよいでしょう。
泳力の低い学級であれば20m,15m,10mとなるかもしれません。
下位の子たちの泳力はどれくらいなのか。
上位にいる子たちの泳力はどれくらいなのか。
先生の水泳に関する指導力は。
先生の指導がよく届く学級か。
水泳の時数は何時間確保できるのか。
子どもたちどうしで教え合える学級か。
総じて,この学級の戦力は。
そういったことを考えます。
学習のスタート時点で,そのクラスに妥当な目標を設定するというところから,子どもにとって最適な学習はスタートします。
我がクラスの場合は,子どもたちとも話し合って希望を聞き,かつ担任としても判断して,25mとしました。
全員が達成できる目標でよかったです。
でも,正直少し反省もしています。
水泳を残り3時間残して,全員が達成できたからです。
もう少し,目標を伸ばしてもよかったのかな…
最初に見極める目が甘かったのかもしれません。
が,もちろん,子どもたちは大喜びです。