そんなわけで,峠を超えたら大子町です。生瀬の十字路から北へしばらく走ると,外大野の集落へつながります。走りながら「今日は追い抜いていくクルマが多いなあ」と思っていたら,現地は案の定クルマがいっぱい。路上に縦列駐車してるからちょっとメイワクです。
しかし桜は今が満開。人出も多いです。ブラスバンドの演奏とか,ヨサコイ(?)みたいな踊りとかにぎにぎしくやっているんですけど,ホントはそういうの無いほうが良いんです。だって静かだったら風の音やカエルの鳴き声,鳥のさえずりが聞こえてくるんですから
。
僕はひとりで樹齢300年の大木の周りをぐるりと回りながら写真を撮りました。角度によって枝ぶりも違って見えるし,光線の当たり具合で桜の花色もまた違ってくる。そういうのが写真の面白いところです。
ひとしきり雰囲気を味わった後は,再び自転車に跨って生瀬方面へ。すると民家の畑に圧倒的に綺麗な桃の花が咲いているじゃないですか
僕は自転車を降り,農作業中の人たちに「すみません。お邪魔します」と挨拶をして中へ入らせてもらいました。こんな山里にこれだけ綺麗な桃の花を見るのは初めてで,少し興奮してしまいました。田んぼの水に映る桃色もまた好し。青空に抜けるような桃色も好しです。
この後は生瀬の地蔵桜にも立ち寄りました。御覧のように幹が割れてしまっている古木ですが,それでも毎年花をつけてくれるのを見られるのは本当に有難いことです。感謝,感謝…。
復路は袋田まわりでR118に出て帰還いたしました。今回はたくさんの花を見ることが出来てヨカッタ。
Dst116.7 Av21.8