「ゆずり葉」(4/22)で、新旧交代は難しいと書いた。
後進に活躍の場を与えるための早期の退場を「引き際の美学」と評するとすれば、屍を越えて行けとばかりに厳しい背中を見せ続けるのは「頑固者の哲学」とでもいうのだろうか。
一秒を争い勝ち負けが明確に分かる競技であっても、新旧交代は複雑な感情を呼び覚ますが、これが他の世界では更に糸は絡まる。
老葉が厳しい季節を全て引き受け、陽春輝く季節を若葉に引き継ぐ、とはいかないし、
最期の盛りを見届けてから、若葉が出てくる、ともいきにくい。
自分達が築いた良い時代が、苦労知らずの若輩者の色に変えられるのを嫌う老葉と、来るべき時代に備えて自分の色を探す若葉。
「かぐや姫の大義(3/31)」で書いた「娘はいまも反抗期」という父と「コーポレート・ガバナンス」を説く娘の争いも、経営方針の相違という体裁はとっていたが、要は老葉と若葉の’時’の問題が根底にあったと思われる。
事程左様に新旧交代の難しさは時代や洋の東西をこえて普遍的テーマなので、これを扱った本はいくらでもあるはずだが、この一冊!が浮かばない。
頭が働かない言い訳
ワンコ
膀胱炎は順調に回復したのだが、薬のせいか年のせいか、便秘生活二日半。
今まで便秘知らずできたので本人も苦しいのだろう。
「薬のせいとは考えにくいが、年をとって消化が鈍くなり、うんちも固くなりがちで便秘が起こりやすい。水分をしっかり取って、運動も頑張らせて下さい」とのアドバイスをしっかと心に受け留めたワンコは、健気に水分をとっては庭歩きを自ら実行する。その健気さが切なく辛さが募っていたところ、便秘生活3日目突入を目前に、巨大うんちが3本。
夜中に歓声をあげてしまった、でかしたワンコ。
すっきりすると、新旧交代の難しさばかりを考えていても仕方ないという楽観的な気分になり、時間を超えて継いでいける何かを考えてみる。
そこで気になったのが、このニュース。
<ホンダジェット、ブランド背負い 空舞う宗一郎の夢> 産経新聞 4月24日(金)7時55分配信より一部引用
ホンダは、23日に日本で初披露した小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」で、世界的に成長の続くビジネスジェット市場に本格参入する。二輪車メーカーとして創業し、国内最後発で四輪事業に参入したホンダが、今度は航空機開発で世界の空に打って出る。極めて厳しい安全性が求められる航空機事業で成功できれば、相次ぐ四輪のリコール(商品の回収・無償修理)問題で傷ついたブランド力の復活が期待できる。(松岡朋枝)
「(本田)宗一郎の夢でもありホンダマンの夢でもある。空にわれわれの夢が広がった象徴的な日だ」
23日に記者会見したホンダの伊東孝紳社長は感慨深げに語った。同社の航空機事業の歴史は長い。
昭和37年には、新聞に航空機の設計コンテストを開催する広告を掲載し、航空事業参入を計画していたとされる。
61年には航空機用エンジンなどの基礎研究に着手し、平成9年にホンダジェットの開発を開始。基礎研究開始から約30年でようやく“おひざ元”日本での飛行にこぎつけた。
夢をキーワードに老葉と若葉を考えてみる。
おやすみ ワンコ
後進に活躍の場を与えるための早期の退場を「引き際の美学」と評するとすれば、屍を越えて行けとばかりに厳しい背中を見せ続けるのは「頑固者の哲学」とでもいうのだろうか。
一秒を争い勝ち負けが明確に分かる競技であっても、新旧交代は複雑な感情を呼び覚ますが、これが他の世界では更に糸は絡まる。
老葉が厳しい季節を全て引き受け、陽春輝く季節を若葉に引き継ぐ、とはいかないし、
最期の盛りを見届けてから、若葉が出てくる、ともいきにくい。
自分達が築いた良い時代が、苦労知らずの若輩者の色に変えられるのを嫌う老葉と、来るべき時代に備えて自分の色を探す若葉。
「かぐや姫の大義(3/31)」で書いた「娘はいまも反抗期」という父と「コーポレート・ガバナンス」を説く娘の争いも、経営方針の相違という体裁はとっていたが、要は老葉と若葉の’時’の問題が根底にあったと思われる。
事程左様に新旧交代の難しさは時代や洋の東西をこえて普遍的テーマなので、これを扱った本はいくらでもあるはずだが、この一冊!が浮かばない。
頭が働かない言い訳
ワンコ
膀胱炎は順調に回復したのだが、薬のせいか年のせいか、便秘生活二日半。
今まで便秘知らずできたので本人も苦しいのだろう。
「薬のせいとは考えにくいが、年をとって消化が鈍くなり、うんちも固くなりがちで便秘が起こりやすい。水分をしっかり取って、運動も頑張らせて下さい」とのアドバイスをしっかと心に受け留めたワンコは、健気に水分をとっては庭歩きを自ら実行する。その健気さが切なく辛さが募っていたところ、便秘生活3日目突入を目前に、巨大うんちが3本。
夜中に歓声をあげてしまった、でかしたワンコ。
すっきりすると、新旧交代の難しさばかりを考えていても仕方ないという楽観的な気分になり、時間を超えて継いでいける何かを考えてみる。
そこで気になったのが、このニュース。
<ホンダジェット、ブランド背負い 空舞う宗一郎の夢> 産経新聞 4月24日(金)7時55分配信より一部引用
ホンダは、23日に日本で初披露した小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」で、世界的に成長の続くビジネスジェット市場に本格参入する。二輪車メーカーとして創業し、国内最後発で四輪事業に参入したホンダが、今度は航空機開発で世界の空に打って出る。極めて厳しい安全性が求められる航空機事業で成功できれば、相次ぐ四輪のリコール(商品の回収・無償修理)問題で傷ついたブランド力の復活が期待できる。(松岡朋枝)
「(本田)宗一郎の夢でもありホンダマンの夢でもある。空にわれわれの夢が広がった象徴的な日だ」
23日に記者会見したホンダの伊東孝紳社長は感慨深げに語った。同社の航空機事業の歴史は長い。
昭和37年には、新聞に航空機の設計コンテストを開催する広告を掲載し、航空事業参入を計画していたとされる。
61年には航空機用エンジンなどの基礎研究に着手し、平成9年にホンダジェットの開発を開始。基礎研究開始から約30年でようやく“おひざ元”日本での飛行にこぎつけた。
夢をキーワードに老葉と若葉を考えてみる。
おやすみ ワンコ