TV東京のフォーラムに参加した。
場所は赤坂のANAインターコンチネンタル東京。
TV東京の人気経済番組
・未来世紀ジパング ・ガイアの夜明け ・カンブリア宮殿
毎週、欠かさず見ている。
今回はそれらの番組セットを紹介した展示ブースと
出演者によるセミナーがあった。
セミナーは事前抽選だ。
私は「未来世紀ジパング」に応募し当選した。
17時からセミナー開始
出演者は秋元玲奈アナ、パックン、坂下千里子、
米倉誠一郎(一橋大学教授)、後藤康浩(日本経済新聞社編集委員)
以下、セミナーメモ
2016年注目の国
フィリピン・・アジアトップクラスの成長率元々イスラム教だったが、
スペインの侵略によりキリスト教が入る。
国内の地域によって宗教対立が続いていたが、
2015年日本の仲立ちにより和平が成立した。
中国・・年間800万人の大卒がいるが、就職率は30%を下回っている。
国は企業に例えば3,000元の月給を半分にして2人雇え!と通達を出した。
景気減速と若者の失業問題は大きな課題だ。
香港や台湾の民主化の動きも中国の若者たちに刺激を与えている。
日本に来る中国人観光客は500万人/年間いるそうだが・・
中国の人口の1%にも満たない。
日本に来る中国人だけをみて、当然ながら中国全体を語ることはできない。
格差はどんどん広がっているようだ。
タイとミャンマーの逆転現象・・・
タイは民主化から軍政下へミャンマーは軍政下から民主化へ。
イランとサウジアラビア・・・世界一の産油国はベネズエラだが
第2位のサウジアラビアと第4位のイランの関係に注目。
さらにロシアも含め原油の世界需給に影響がある。
ここまでは世界情勢のお話だったが、
舞台裏の紹介・・・今回は音響効果について。
テーマ曲制作から挿入曲の選定・制作など
アルティジャーノという会社でやっている。
取材ビデオによると、一つの番組で使われる曲は40曲以上あるそうだ。
映像のイメージに合った曲を膨大なライブラリーから瞬時に選択する。
それだけでもすごいことだが、どうしてもイメージに合った曲がない場合は
その場で作曲するとか。
BGMによって放送のイメージがガラッと変わる。
このように舞台裏を知ると、番組のBGMの聴き方が変わってくる。
次に先日亡くなった竹田圭吾氏を追悼。
彼の独特の切り口・着眼にはインパクトがあった。
竹田氏は一言でいえば物事を俯瞰(ふかん)していた。
例えば、中国がテーマだったら、中国のことだけでなく
世界の国々が中国をどう見ているのか?といったこともあわせて調べる。
また、番組の論調が一方的になると、そのアンチテーゼを提供する。
例えば、中国や韓国ともっと仲良くしなければいけない。
・・といった論調の時、「近隣の国々はケンカをするのが普通だ」と彼はいいはなつ。
領土問題や歴史など関わりが深い分、月曜日から金曜日まではケンカして
土日に仲良くする状態が健全なのだ。
何れにしても、それぞれの発言は彼がどういう主義主張であるかとは
違うところで、番組の議論を深めるためにしていることだそうだ。
つまり、いろんな立場の意見を深く理解し
状況に応じて論点を投げかけているのだ。
この事実を知った時、彼に対する見方がまったく変わった。
プロフェッショナルだ。
最後に2020年に対する提言があった。
米倉氏のいう「パラダイム・シフト」が印象的だった。
今までの枠組みを根底から変えるということだ。
つまり物が溢れている時代に、拡大経済でGDP成長を第一義とする時代は終焉した
ということだ。
日本は豊かな国だが、自殺は世界で9番目に多いそうだ。
(1位北朝鮮、2位韓国・・・)
なぜ自殺が多いのか?
それは国民に人生の選択肢がない(少ない)からだ。と彼はいう。
もっと多様な生き方や人間を受容する日本であって欲しい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このフォーラムに参加して、
番組の舞台裏や出演者の生の声(編集される前の声)が聞けてとても良かった。
TV東京の経済番組・・これからも楽しみだ。
TBSのブースで、スタッフが記念撮影をしてくれました。
<TV東京ビジネスフォーラム2016 official site>
場所は赤坂のANAインターコンチネンタル東京。
TV東京の人気経済番組
・未来世紀ジパング ・ガイアの夜明け ・カンブリア宮殿
毎週、欠かさず見ている。
今回はそれらの番組セットを紹介した展示ブースと
出演者によるセミナーがあった。
セミナーは事前抽選だ。
私は「未来世紀ジパング」に応募し当選した。
17時からセミナー開始
出演者は秋元玲奈アナ、パックン、坂下千里子、
米倉誠一郎(一橋大学教授)、後藤康浩(日本経済新聞社編集委員)
以下、セミナーメモ
2016年注目の国
フィリピン・・アジアトップクラスの成長率元々イスラム教だったが、
スペインの侵略によりキリスト教が入る。
国内の地域によって宗教対立が続いていたが、
2015年日本の仲立ちにより和平が成立した。
中国・・年間800万人の大卒がいるが、就職率は30%を下回っている。
国は企業に例えば3,000元の月給を半分にして2人雇え!と通達を出した。
景気減速と若者の失業問題は大きな課題だ。
香港や台湾の民主化の動きも中国の若者たちに刺激を与えている。
日本に来る中国人観光客は500万人/年間いるそうだが・・
中国の人口の1%にも満たない。
日本に来る中国人だけをみて、当然ながら中国全体を語ることはできない。
格差はどんどん広がっているようだ。
タイとミャンマーの逆転現象・・・
タイは民主化から軍政下へミャンマーは軍政下から民主化へ。
イランとサウジアラビア・・・世界一の産油国はベネズエラだが
第2位のサウジアラビアと第4位のイランの関係に注目。
さらにロシアも含め原油の世界需給に影響がある。
ここまでは世界情勢のお話だったが、
舞台裏の紹介・・・今回は音響効果について。
テーマ曲制作から挿入曲の選定・制作など
アルティジャーノという会社でやっている。
取材ビデオによると、一つの番組で使われる曲は40曲以上あるそうだ。
映像のイメージに合った曲を膨大なライブラリーから瞬時に選択する。
それだけでもすごいことだが、どうしてもイメージに合った曲がない場合は
その場で作曲するとか。
BGMによって放送のイメージがガラッと変わる。
このように舞台裏を知ると、番組のBGMの聴き方が変わってくる。
次に先日亡くなった竹田圭吾氏を追悼。
彼の独特の切り口・着眼にはインパクトがあった。
竹田氏は一言でいえば物事を俯瞰(ふかん)していた。
例えば、中国がテーマだったら、中国のことだけでなく
世界の国々が中国をどう見ているのか?といったこともあわせて調べる。
また、番組の論調が一方的になると、そのアンチテーゼを提供する。
例えば、中国や韓国ともっと仲良くしなければいけない。
・・といった論調の時、「近隣の国々はケンカをするのが普通だ」と彼はいいはなつ。
領土問題や歴史など関わりが深い分、月曜日から金曜日まではケンカして
土日に仲良くする状態が健全なのだ。
何れにしても、それぞれの発言は彼がどういう主義主張であるかとは
違うところで、番組の議論を深めるためにしていることだそうだ。
つまり、いろんな立場の意見を深く理解し
状況に応じて論点を投げかけているのだ。
この事実を知った時、彼に対する見方がまったく変わった。
プロフェッショナルだ。
最後に2020年に対する提言があった。
米倉氏のいう「パラダイム・シフト」が印象的だった。
今までの枠組みを根底から変えるということだ。
つまり物が溢れている時代に、拡大経済でGDP成長を第一義とする時代は終焉した
ということだ。
日本は豊かな国だが、自殺は世界で9番目に多いそうだ。
(1位北朝鮮、2位韓国・・・)
なぜ自殺が多いのか?
それは国民に人生の選択肢がない(少ない)からだ。と彼はいう。
もっと多様な生き方や人間を受容する日本であって欲しい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このフォーラムに参加して、
番組の舞台裏や出演者の生の声(編集される前の声)が聞けてとても良かった。
TV東京の経済番組・・これからも楽しみだ。
TBSのブースで、スタッフが記念撮影をしてくれました。
<TV東京ビジネスフォーラム2016 official site>