葛飾北斎(1760-1849)という人物について
私は今まで、江戸時代の浮世絵師・・・
という表面的な知識しかなかった。
どうやら、この浅草~両国:墨田川界隈に
ゆかりの深い人物だということを知った。
葛飾北斎探訪・・まずは墓参り。
誓教寺(元浅草)へ向かう。
自転車で約10分・・付近で下車し
Google mapで詳細を確認。
街中のこじんまりとした寺だった。
住職らしき人が境内を掃除していた。
思い切って声をかけた。
「葛飾北斎の・・」というと・・
「どうぞ!」と自然に招き入れてくれた。
まず目の前にある銅像を拝見する。
「冨嶽三十六景」で知られるように、
北斎は富士山がとても好きだったので
銅像は富士山の方向に向けて建てられているそうだ。
その後、お墓にも案内していただき
丁寧に解説を享受した。
毎日、10組以上の観光客が来るそうで、
海外からの来客が多いそうだ。
フランスの作曲家:ドビュッシーの「海」は
北斎の冨嶽三十六景:神奈川沖浪裏から
インスピレーションを受けて作った曲だとか、
マネやモネも北斎に影響を受けた・・など
海外での評価がとても高いとも教えていただいた。
さらに、命日の4月18日には
ここで特別展を開催するらしい。
丁寧な対応にお礼を述べ、
本堂にお参りし香料を治め失礼した。
いったん自宅にもどり、昼食をとり、
住職に教えていただいた「すみだ北斎美術館」へ向かった。
浅草橋から両国橋を渡り東へ、自転車で約10分の場所だ。
美術館の前からスカイツリーが良く見えた。
いたるところから見えるスカイツリーの景色・・・
いたるところから富士山を見つめた北斎の気持ちが少しわかった気がした。
特別展もありとても充実した展示だった。
版画だけでなく肉筆画や漫画など、どれも繊細で表現が豊かだった。
驚いたことは、冨嶽三十六景はすべて
70歳を過ぎて描いた作品だったことだ。
彼曰く、70までの作品はどれも物足りない。
70過ぎてやっと自分の思うような表現が
少しできるようになったそうだ。
しかもそれは90で亡くなるまで円熟味を増して
より良いものになっていった。
表現も姿勢も
日本のアニメの原型がここにあるような気がした。
北斎の家系図で曾祖父が吉良家に仕えていたことを知り、
帰り道、吉良上野介氐跡(両国三丁目)に立ち寄った。
私の世代の約200年先輩にあたる北斎。
隅田川の流れと大空は当時から変わらず
いまの世の中を見つめているのだろう。
時空を超えて思いをはせた。
<葛飾北斎墓:誓教寺~東京都文化財情報データベース>
<すみだ北斎美術館 official site>
私は今まで、江戸時代の浮世絵師・・・
という表面的な知識しかなかった。
どうやら、この浅草~両国:墨田川界隈に
ゆかりの深い人物だということを知った。
葛飾北斎探訪・・まずは墓参り。
誓教寺(元浅草)へ向かう。
自転車で約10分・・付近で下車し
Google mapで詳細を確認。
街中のこじんまりとした寺だった。
住職らしき人が境内を掃除していた。
思い切って声をかけた。
「葛飾北斎の・・」というと・・
「どうぞ!」と自然に招き入れてくれた。
まず目の前にある銅像を拝見する。
「冨嶽三十六景」で知られるように、
北斎は富士山がとても好きだったので
銅像は富士山の方向に向けて建てられているそうだ。
その後、お墓にも案内していただき
丁寧に解説を享受した。
毎日、10組以上の観光客が来るそうで、
海外からの来客が多いそうだ。
フランスの作曲家:ドビュッシーの「海」は
北斎の冨嶽三十六景:神奈川沖浪裏から
インスピレーションを受けて作った曲だとか、
マネやモネも北斎に影響を受けた・・など
海外での評価がとても高いとも教えていただいた。
さらに、命日の4月18日には
ここで特別展を開催するらしい。
丁寧な対応にお礼を述べ、
本堂にお参りし香料を治め失礼した。
いったん自宅にもどり、昼食をとり、
住職に教えていただいた「すみだ北斎美術館」へ向かった。
浅草橋から両国橋を渡り東へ、自転車で約10分の場所だ。
美術館の前からスカイツリーが良く見えた。
いたるところから見えるスカイツリーの景色・・・
いたるところから富士山を見つめた北斎の気持ちが少しわかった気がした。
特別展もありとても充実した展示だった。
版画だけでなく肉筆画や漫画など、どれも繊細で表現が豊かだった。
驚いたことは、冨嶽三十六景はすべて
70歳を過ぎて描いた作品だったことだ。
彼曰く、70までの作品はどれも物足りない。
70過ぎてやっと自分の思うような表現が
少しできるようになったそうだ。
しかもそれは90で亡くなるまで円熟味を増して
より良いものになっていった。
表現も姿勢も
日本のアニメの原型がここにあるような気がした。
北斎の家系図で曾祖父が吉良家に仕えていたことを知り、
帰り道、吉良上野介氐跡(両国三丁目)に立ち寄った。
私の世代の約200年先輩にあたる北斎。
隅田川の流れと大空は当時から変わらず
いまの世の中を見つめているのだろう。
時空を超えて思いをはせた。
<葛飾北斎墓:誓教寺~東京都文化財情報データベース>
<すみだ北斎美術館 official site>