どうしてこんなに楽しいんだろう!

新しいことをはじめるって楽しいですね!美味しいお酒を飲んで、好きな音楽を聴いて、ヨカバンジャー!!

映画史のなかの小津安二郎

2020年12月05日 | TV・映画
朝から冷たい雨だった。

小津安二郎文化講座第3回「映画史のなかの小津安二郎」
会場の古石場文化センターまで自転車はあきらめ
地下鉄で行くことにした。

浅草橋から門前仲町まで、都営地下鉄だと180円だが、
東京メトロ経由だと280円になる。

メトロの方が便利だが、100円を節約するため都営地下鉄で行った。

道行く人はみな完全防寒。
マフラー、コート、手袋・・・そして、マスク。

一気に冬本番になった。

門仲の改札を出て、エレベーターで地上階まで乗り合わせた
70代のおじいさん。

ふと私を見て・・マスクをどこかのトイレに忘れたことに気づき
困惑していた。

私はいつも予備の新しいマスクを持っているので
「これ未使用のマスクです・・どうぞ」といって
1枚さしあげた。

マスクをしていないと、非国民だと思われる以前に
東京では、ほとんどの施設に入場できない。

本日私が参加する講座もそうだ。

おじいさんもどこかで集まりがあるのだろう。
とにかく喜んでくれたのでよかった。


その後、ランチはいつもの三幸苑。
本日は深川ラーメンとミニチャーハン1,200円。

野菜とあさりのたっぷり入ったラーメンをいただき
幸福感にひたった。

・・・・・・・・・・・

14時から講座。

本日の講師は映画史研究家の佐伯知紀(とものり)氏。

冒頭、自己紹介を聞いただけでも
「映画史」がちりばめられていた。

・映画にかかわった方に対する聞き取り調査

・ロシア連邦に取り残された日本映画の調査
>終戦後、ロシアが満州に侵略し日本映画のフィルムを奪った。
 それが現在もロシアに現存しているらしい。

・「瀧の白糸」など昔の映画の修復・編集

その後も私が今まで見たこともないような
サイレント映画の映像や、聞いたことのない取材音声など
興味深い内容の連続だった。

今日の講座をレポートにすれば、原稿用紙10枚はすぐ書ける。
それだけ内容の濃い講座だった。

以下印象に残ったキーワード

松竹(1895年創業)は創業者の白井松次郎・大谷竹次郎の名前からつけられた。
当初は”まつたけ”と言っていた。

「路上の霊魂」:1921年松竹第一作映画
この映画にかかわった人たちが、松竹の礎をつくった。

小津を知ろうと思えば、小津映画だけを見ていてもだめだ。
小津が関わった人や映画、時代を知らなければならない。

小説は一人でも書けるが、映画は一人ではつくれない。

日活、松竹、東宝、大日本映画、満州映画協会~東映など
映画配給会社の変遷。


講座が終わってから、気になっていたことを佐伯氏に質問した。

それは、パソコンの背景画像に使っている城。

もしかしたら・・と思いながら
どちらの城ですか?・・と尋ねると。

「松山城です・・私は松山出身なので・・」と返ってきた。

なんと、佐伯氏と同郷だった。


春や昔 十五万石の城下かな 子規


人の出会いというものは、面白いものだ。





























コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする