花紀行

トレッキングしたりその時々に出会った花たちの思い出
デジカメで撮った写真など・・・

高山社跡へ(世界遺産)

2014年10月11日 | 花旅
駐車場から高山社跡(たかやましゃあと)へ続く道   2014.10.5(台風接近中)


世界遺産に登録されて竹藪を通る道がきれいになっていました。近くには川が流れていてカニが卵を産むために
行き来する道にもなっているようです。カニさんを踏まないように歩いていきます!


雨でなかったから花の散策が楽しめたのに残念でした。ベニバナボロギク


メナモミ   長い腺毛つき


道路を隔てた石垣の坂の上に世界遺産の高山社跡があります!群馬県藤岡市高山237
この場所は建物から近いので福祉用の駐車場が設けられていますが一般車はもっと離れて止めます。





高山社跡の外観  創始者高山長五郎は明治16年先祖からの屋敷を壊して蚕室を建てたそうです。
ここは世界遺産に登録された富岡製糸場と絹産業遺産群のひとつで日本の近代養蚕法の標準である
「清温育」(せいおんいく)を開発した場・養蚕教育機関として機能していました。



使われていた当時の道具類や養蚕に関する資料が保存されていました。
和紙に産み付けられた卵 この和紙を「種紙」というそうです。
今の価値で5万円くらいで取引されたという説明を受けました。



空になった卵がいっぱいついています。きれいな円になってる♪
蚕は丸い箱に入れられて産卵するのでランダムに円形に産み付けられる
蚕の一生を検索したときに卵を産むときにきれいに円を描くように産みつける蚕やそうでない蚕など
個性があると載っていたので親しみを感じてしまいました。




繭も残っていました。


室内の様子 高級な木材が使われているそうです。

石垣を登ったところに門がありました。




柿の木にも柿の葉にも柿の実にもしずくがたっぷり!




翌日の宿の近くにて  ツリフネソウもたっぷりのしずくをつけて・・・あめ あめ あめ・・・



富岡製糸場へは現役で動いていた時代に遠足のとき見学に行った!とこの前の同窓会で言われました。
私の記憶にはございません・・・のですが・・・  現在は混み過ぎて見学は大変
残りふたつの場所へはそのうち行ってみたいと思います。
★田島弥平旧宅:文久3年(1863)瓦屋根に換気設備を取り付けた近代養蚕農家の原型 
ここでは通風を重視した「清涼育」という飼育法が確立されていたそうです。
★荒船風穴(あらふねふうけつ):自然の冷気を利用した日本最大規模の蚕種貯蔵施設のあった跡
明治38年(1905)から大正3年(1914)にかけて造られた  現在は石垣しか残っていない
冷蔵技術を活かし、当時年1回だった養蚕を複数回可能にした