実葛(さねかずら)です。別名「美男葛・びなんかずら」とも言いますね。
ツルの樹液を絞って「整髪料」として使ったことから名付けられたとか。
千年以上も前からその姿・形状を変えず「今ここにある」植物たちが繋ぐ命。素晴らしいですね。
花は8月頃に開き、秋に真っ赤な美しい実を付けます。実は冬近くなるまで枝に留まっているそうです。
さねかずらを歌った
百人一首25番 三条右大臣
名にし負(お)はば 逢坂山(あふさかやま)の さねかづら
人に知られで くるよしもがな
恋しい人に逢える「逢坂山」、一緒にひと夜を過ごせる
「小寝葛(さねかずら)」その名前にそむかないならば、
逢坂山のさねかずらをたぐり寄せるように、
誰にも知られずあなたを連れ出す方法があればいいのに。
さねかずら・・・は掛詞になっているのですね。
さてもう一枚は「茶の花」
晩秋に白く可愛い小さな花を沢山咲かせます。
久しぶりに描いてみました。
植物を描くと言うことは
「葉」が描けないと「絵」にならないと言うことですよね。
頑張りましょう。
今日は美しい夕焼けでした。
本日ご訪問くださいました皆様ありがとうございました・・・