67camper's Blog

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分厚いボントロ・アンサンブルに乗ったJ&Kがいいぞ!

2009-08-04 00:00:36 | jazz & vocal
Jay & Kai + 6/J.J.Johnson and Kai Winding
(Columbia CL892)


 先日はエリントンバンドのトロンボンセクションの雄,ローレンス・ブラウンをアップしましたが,今日はトロンボン界のリーディングアーチストとも言うべきJ&Kのコンビのコロンビア盤をいって見ようと思います。J&Kはトロンボンバトルとしては最も有名なコンビで数多くのアルバムをリリースしており,内容的に優れたアルバムが多くありますが、ここはブログということで視覚的な見地からセレクトしてみました。本日はこのイラストカバーは極めて印象的な一枚"Jay & Kai + 6"をアップいたします。

 全体的に曲は短めの設定で各面6曲構成です。J&Kはバッキングするリズムセクション【Hank Jones, Milt Hinton(Ray Brown), Osie Johnson, Candido】もさることながら,アンサンブルを担当する6人のトロンボニストたち【Urbie Green, Bob Alexander, Eddie Bert, Jimmy Cleveland, Bart Varsalone, Tom Mitchell】に支えられ快演を展開します。選曲もA-1のチュニジアの夜、A-5"No Moon At All", B-1"The Peanut Vendor", B-2"You're My Thrill", B-5"You Don't know What Love Is"と魅力的なナンバーが並びます。キャンディドの起用がとっても効果的ですね。



 トピックとしてはA-2に"Piece For Two Tromboniums"という曲が演奏されていますが、トロンボニウムとは何ぞや?こたえはこの画像です。アップライトヴァルブトロンボンのことだそうです。音色的には,タコ耳の管理人には通常のボントロとは区別できない感じです。

 所有盤はコロンビア、シックスアイのオリジナルモノラル盤です。ジャケのイラストが楽しいですよね。