67camper's Blog

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モンクとグリフィンが燃える”リズマニング”が最高だ!

2013-05-18 09:36:10 | jazz & vocal

Thelonious In Action/Thelonious Monk
(Riverside RS1190)

 ハーレムのミントンズプレイハウスと並び,モンクのキャリアにとってはファイブスポットはとても重要な拠点であった筈です。1957-58の多くをこのクラブを中心に活躍した事が知られています。このクラブで活躍したユニットはコルトレーン,モンク,ウィルバー・ウェア、シャドウ・ウィルソンのメンバーであったらしいが、このユニットのライブ演奏は聴いた事がありません(記録として残っていないのかも・・・?)。58年春,モンクは新しいメンバーで,このファイブスポットに出演し,ライブパフォーマンスがリバーサイドからアルバムとしてリリースされています。本日はこのライブ録音をアップいたします。

 何と言っても,コルトレーンの後を引き継いだグリフィンが注目です!。メンバーはThelonious Monk(p), Johnny Griffin(ts), Armed Abdul-Malik(b), Roy Haynes(ds)のカルテットです。A-3の”Rhythm-a-ning"はモンクのイントロに続きグリフィンのクネクネテナーのロングソロがfeatureされ、聴きものです。モンクの相方テナーとしては後のレギュラーメンバーとなるチャーリー・ラウズが有名かもしれないが,モンクに対してはやはり「従」の関係であリ,ここでのグリフィンはモンクのメロディにのって個性を爆発させたプレイスタイルが感じられ,対等もしくはそれ以上対決感すら感じさせる好演だと思います。かけ声も聴こえライブの臨場感も抜群ですね。やはり,グリフィン、唯物ではないですね。このグリフィンに続くモンクのシングルトーンの下降フレーズを連発するソロも最高です。他のBlue Monk, Evidence, バンドのテーマに使っているEpistrophyなど、モンクの有名曲を一枚で聴ける好アルバムですね。

 所有盤はブラックマイクアンドリール,シルバーロゴのリバーサイドステレオオリジナルです。再発盤と違い,分解能抜群のジャケ写も魅力ですね。