Sings Sweet Songs for Swingers/Ella Fitzgerald
(Verve MGV-4032)
(Verve MGV-4032)
エンターテインメントとして楽しむボーカルは黒人ではやはりエラがピカイチですよね。声の艶、スウィンギーな伴奏へのノリ等、全ての面でポイントが高いですよね。掛け値なく楽しめるボーカルとはこんなボーカルなんでしょうね。VERVE系には本当にたくさんのアルバムがあって、それぞれがポイントの高いアルバム揃いでベストはどれだかわかりませんが、地味ですが渋い選曲で個人的にすきな「Sings Sweet Songs for Swingers」をアップいたします。
伴奏はエラと相性抜群のFrank DeVolのフルバンドです。"Sweet and Lovely"からエラの伸びのあるボーカルが楽しめます。続く"Let's Fall In Love"のグルービーな歌唱は彼女ならではです。ヴァースから唄われる"Makin' Whoopee"や"That Old Feeling"もいいし、Whopeeのスペルを歌に織り込むアイデアも彼女らしいですよね。A面ラストの"Moonlight Serenade"のvocalversionは自分の記憶では結構めずらしいのではと思います。B面に入ってもGone With The Wind", "Can't We Be Friends", "Out Of This World"と実に渋い選曲でぶっ飛ばします。B面の白眉とも言うべきB-4"My Old Flame"では出だしからジェントルなバラードの名唱ですね。続く"East Of The Sun"もFrank DeVolのきらびやかなアンサンブルとゆったりとしたノリのエラが見事なマッチングをみせますね。最後は"Lullaby Of Broadway"で締めくくられます。
所有盤はVerveのT字ラベルのモノラル盤です。この辺りのVERVEのエラは駄作が少なく円熟味に溢れ楽しめますよね。地味なアルバムですが個人的な愛聴盤です。ブラウン基調のカバーも渋いですよねぇ！
（私全然知りませんもので...）
最近Joe Pass大先生にどっぷりハマっておりまして、特にエラとのデュオのアルバムはどれも聴いていて気持ちよく、またJoe Pass大先生の歌伴が勉強になると思い（まだ現在3枚だけですが）集めております。
（彼の腕の半分くらいでも自分が弾ける様になればなぁ...なーんて思ってるだけです。笑）
今の所僕の聴いたエラはどれもいいですねえ。
すみません，駄作はないのが正解です。おっしゃるとおり。
ジンさんがお聞きになっているのは，おそらくパブロの諸作，エラでは晩年ですよね。試しに，デッカの諸作などトライしてみてください。声の若さにビックリですよ。
ジョー・パス大先生の歌伴はまたしびれますよね。ギターの歌伴と言うのは良いですね。バーニー・ケッセル，ハワード・ロバーツ、ジョニー・スミスなどうねる筈ですよ！
エラとサラは多作なので探し出すと底なしになってしまいますね。
でもこのアルバムはこれから探しましょう。
Frank DeVolとのアルバムは何といっても「Like Someone In Love」がベストと思っているのですが、他にも結構あるのですね。
季節柄「A Swinging Christmas」これもDeVolでした。
やはり駄盤が無いですね。
いやぁ～、ebiさんが未聴とは・・・。ちなみにうちのライブラリーを見てみたら48タイトルありました。コンピレーション的アルバムを入れたら、多分ebiさんももっとある筈ですよね。さらに2枚組、3枚組があったりしますから・・・。お互い病気ですね。
ご指摘のクリスマスやライクサムワンもいいですね。後者のカバーはエラの中でも出色ですよねぇ～
やっぱりエラはこんだけあっても駄盤がないのが凄いですね。