67camper's Blog

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ハービー・マンのマルチリード盤

2008-12-20 09:49:07 | jazz & vocal
Sultry Serenade/Herbie Mann
(Riverside RLP12-234)


 フルートジャズの第一人者はやっぱりハービー・マンでしょう。様々なマルチリード奏者のフルートプレイを聴きますが、やっぱり印象に残るプレイヤーはエリック・ドルフィを除けばマンを挙げざるを得ないでしょう。マンはフルートがフルートがメイン楽器でしょうが、ややリッチなサウンドのアルトフルート、バスクラリネット、テナーサックスなどもプレイします。リバーサイドではバスクラをプレイするマンの好演が楽しめ、バスクラ単独のアルバム”Great Ideas of Western Man“なんてのもありましたが、本日はジャケットが美しいもう一枚のリバーサイド盤"Sultry Serenade"をアップしたいと思います。

 演奏はカルテットで3曲、あとの5曲ではセクステットの演奏です。カルテットはHerbie Mann(fl, a-fl), Joe Puma(g), Oscar Pettifors(b), Charlie Smith(ds)です。セクステットではフルートに加えアルトフルート,バスクラを操るMann、Jack Nimitz(bcl, bs), Urbie Green(tb)がフロントをかため、これにカルテットのリズムが加わります。A-1のジョーのギターで始まる"Let Me Tell You"で始まります。セクステットですがマンはフルートです。グリーンのボントロが軽快ですね。B-2のバラード"Little Man You've Had A Busy Day"とペティフォードのオリジナルで彼のウォーキングが楽しめるB-4の"Swing Till The Girls Come Home"ではカルテットでのフルートプレイが楽しめます。白眉は、マンのバスクラ、ニミッツのバリトン、グリーンのボントロの3管がフロントになる"Lazy Bones"です。3本の低音楽器が織りなすソロの競演がすばらしいですね。

 所有盤はリバーサイドのブルー、モノラル盤オリジです。低音系のバスクラ、バリトン、ボントロの芯のあるサウンドはオリジならではかも知れませんね。Paul Baconの”美女、マン&犬”からなる意味不明カバーですが、なんか強く印象に残りますね~。


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2 コメント

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Unknown (bassclef)
2008-12-21 16:58:30
おおっ、camperさん、このハービー・マン~リバーサイドのブルー、モノラル盤オリジ~
ちょうど同じのを持ってます!ちょっと当時のモード雑誌みたいな(笑)ジャケットですが、僕もけっこう好きです。
マンのバス・クラリネットの音・・・ホント、ちょっと独特な味わいで、地味で暗めの音楽だと聴きましたが・・・妙に印象に残るレコードですよね。悪くない1枚だと思ってます。
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モード雑誌風カバー (67camper)
2008-12-21 17:33:02
bassclefさん、コメントありがとうございます。
自分もそうですが、bassclefさんも結構ゲテモノを所有しておられますね(笑)。
このアルバムの低音3つの響きが好きですね。Urbie Greenがいいしねぇ・・・
確かにこのジャケは当時のモード雑誌風という感じです。意味不明、犬、マン、美女・・・どういう関連性が・・・???
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