Cedar!/Cedar Walton Trio, Quartet & Quintet
(Prestige 7519)
(Prestige 7519)
ジャズメッセンジャーズのピアノと言うと,シルバー,ティモンズ,ウォルトンの3人が有名ですよね。他にサム・ドッケリーやキース・ジャレットが入った盤もありますが,初期のシルバーは別として、グループサウンズとして本格的にJMカラーを演出したのは,やはり2フロント時代のティモンズ,3フロント時代のウォルトンですよね。ティモンズの人気に隠れ,3管時代のウォルトンの過小評価は致し方ないところかと思いますが、自分にとってはウォルトンはアル・ヘイグの名盤「インビテーション」での”ホリーランド”の作曲者として強く印象に残っています。本日は、木目調のカバーが極めて印象的な67年プレステッジに録音されたウォルトンのリーダーアルバムをアップします。
演奏はウォルトンを中心とした,トリオ、カルテット、クィンテットの演奏が収録されています。フロントが愛すべきトランペッター,ドーハムそしてシルバーバンドで活躍したジュニア・クックです。カルテットはドーハムが入ったワンホーンと言うのも良いですね。そしてリズム陣がビネガー,ヒギンズという猛者ぞろいです。時代を反映してA-1の"Turquoise Twice"のようなモーダルな曲もありますが、B-1の"Short Stuff"のようなソウルフルな曲,トリッキーなウォルトンの作曲の才能が印象的なB-2の"Head And Shoulders"など多彩な演目です。いずれもウォルトンのオリジナルですが,トリオで演奏されるガーシュウィンの"My Ship", 五重奏団によるエリントンの"Come Sunday"等スタンダードも忘れていません。中でもドーハムのプレイが健在で相変わらずの魅惑のトーンを聴かせてくれるが嬉しいですね。
所有盤は,ファンタジーのオリーブラベルです。初期のジャケ買い,メンバー買いの一枚でもあります。
ウォルトンといえば村上春樹がエッセイ?書いていましたね。(確かピットインでのライヴ盤紹介してました)自分はやはりメッセンジャーズでのウォルトンが出会いでした。Caravan,3 Blind Mice,Buhainas Delightなんかでのプレイ印象的です。
ホリーランド・・実は未聴です。吉祥寺のオヤジさんも絶賛の美曲らしいですね!
1963年に来日したときに産経ホールで聴いて、TBMで聴いて、これはいいな好きだなと思って人に言うと、それほどでも無いという。
私にとってはやはりヲルトンなのです。
しかし、ヨダレの出る盤をお持ちですね。
メッセンジャーズではモーガン,ゴルソン(ショーター),ティモンズの2管が何と言っても有名ですが,ハバード,ショーター,フラー,ウォルトンの3管編成もBN, riverside, UAと好アルバムが目白押しですよね。このセットも大好きです。さすがブレイキーですよね。
ホリーランドは是非聴いてみてください。
やっぱりアルヘイグですよね!
http://blog.goo.ne.jp/67camper/e/ed1425642ed27afa184de152920b47ef
産経ホールはウォルトンでしたか!
凄いですね。生をきいているとは。
先日,100フィンガーズの高知公演でシダーのピアノをはじめて聴きました。ホリーランド最高でした。
過小評価されているプレイヤーでしょうが,この一曲で自分の頭の中にはシダーが名前は克明に刻まれています。