Understanding/John Patton (Blue Note BST84306)
ブルーノートもこの辺りになるとモダンジャズファンからはやや敬遠気味になっているのではないかと個人的には考えています。第一人者、同レーベルの看板スターであるジミー・スミスのように華やかな再度面を従えてのレコーディングと比べると地味な印象は拭えませんね。さて本日のパットンのunderstandingですが、以前のようなドファンキーなプレイスタイルはやや陰をひそめているような印象がありますね。メンバーではギターを排したreed/organ/dsのトリオになっているのが影響しているのかもしれませんね。68年の録音で、Harold Alexander(ts, fl), John Patton(org), Hugh Walker(ds)のトリオです。
さて、ここではA-3の"Alfie's Theme", B-3の“Chittlins Con Carne"の2曲が収録されているのが興味を惹きますね。まず前者。流れに乗ってA面を聴いていると、あれこのテーマ・・・、しばらく思い出せないでいました。オリジナルのインパルスのロリンズ盤はスモールオケのようなサウンドあの厚さでグイグイと引っぱって行く演奏で、ロリンズのアルバム中でも人気の高い一枚です。やや線が細いですが、印象的なテーマは健在ですね。Chittlinsの方は、言わずと知れたKenny Burrellの名盤"Midnight Blue"に収録されている名曲ですよね。ここでは、スタンレイ・タレンタインの役柄が、Harold Alexanderのフルートになってます。バレルのアルバムとは比較するのもおこがましい・・・という感じです。ひょっとしたらこの2曲のおかげで印象に残っているファンの居るかも知れませんね。
この辺りはlibertyがオリジナルですかねぇ?いちおう、所有盤は一応liberty labelです。まあ、どうでもいいブルーノートの一枚という感じでしょうか?・・・
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